あけましておめでとうございます…艮(丑寅・うしとら)のど真ん中
皆様、あけましておめでとうございます!
富士山からの初日の出中継ヘリの轟音で目覚めた令和4年でございます。
昨年は丑年。今年は寅年。すなわち「艮(うしとら)」の代のど真ん中の今日ですね。
例年元日には私の年賀状を公開しておりますが、ついに今年はそれがありません。
というのは、その「艮」をテーマにした年賀状を作ってしまったからです。つまり、それは一般的なお正月の風習の中でお過ごしの皆様にとっては「不吉」なものになってしまうからです。
そう、「艮の金神」はいわゆる「祟り神」。私たちが鬼門(艮)の方角へ幽閉している神なのです。
例えば、お正月の風物詩はこんな意味があります。
・紅白の鏡餅(艮の金神の骨肉を叩き潰す)
・雑煮(艮の金神の内臓を煮る)
・門松(艮の金神の墓標・針のような松で結界を張る)
・しめ縄(艮の金神を押し込めるための結界)
・蹴鞠(艮の金神の頭を蹴る)
・弓矢の的(艮の金神の眼を潰す)
旧暦の正月、今の節分行事にもあります。
・炒り豆(芽が出ないよう炒る)
・豆撒き(艮の金神の目潰し)
・柊鰯(艮の金神の晒し首)
と、こんな感じですから、普通のお正月の生活の中に「艮の金神」の年賀状が叩き込まれたら迷惑ですよね(笑)。
ただ、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、日本の民間宗教(たとえば金光、大本)では、この「艮の金神」こそが本来の神であり、それを幽閉してしまったから人の世が乱れているのだという考え方があります。
ちなみに上の絵は、出口王仁三郎による「国常立尊」像です。クニトコタチは艮の金神の分霊とされています。出口なおにかかった神ですね。
一昨年からのコロナ禍は、この世界に大きな変革を迫っています。おそらくそれも一見「禍」のようでありながら、実は乱れた世を憂えた「艮の金神」の働きなのかもしれません。
そう考えると、丑寅の中心たる今日、令和四年の元日は、まさにその働きのど真ん中、これから私たちがどちらに進むべきかの分岐点であると言えそうです。
元旦早々なんだか重い話になってしまいましたが、個人的にはこういう、常識(思い込み・学校教育)を疑うような姿勢こそ、今必要なのではないかと思う次第です。
というわけで、ここ数二十年以上私が作ってきた我が家の年賀状、今年はとうとう家内が作ることになりました。それがこちらです。やっぱり「猫」です(笑)。猫こそ艮の金神の分霊なのだそうです。
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