『細江英公の写真:暗箱のなかの劇場』 (清里フォトアートミュージアム)
昨日の猪木さん以上にインスパイアされました。細江さん、す、すごい…。
ごめんなさい、あまりの衝撃に語彙が貧弱になってしまいます。
今気づいたのですが、なんと12年前、細江英公さんに初めてお会いした日、昨日の番組にも出ていた藤波辰爾さんにもお会いしているのですね。なんというご縁…。
藤波さんと…細江さんと…またまた夢実現(2009.12.19)
清里フォトアートミュージアム。秋田は鎌鼬美術館の関係者から招待券を送っていただきまして、ようやく訪問することができました。秋田と山梨がまたつながりました。
細江さんの代表作「鎌鼬」と私たち夫婦の因縁については、こちらからたどってみてください。そして5年前、それは「鎌鼬美術館」として結実しました。まったく不思議としか言いようがありません。
そんなご縁を頂戴した細江英公さんの作品を、これほどたくさん、いっぺんに鑑賞する機会は初めてです。
とにかく圧倒されました。それこそアントニオ猪木の名勝負を全部観たくらいの衝撃(すみません、変な表現で)。
特に「鎌鼬」のオリジナル・プリントは圧巻でした。その銀が浮き出し、白黒写真に色が生まれていく。デジタルではありえない奇跡です。なんと稲刈り後の田んぼが、リアルな稲刈り後の田んぼ色になっている!!
現代のデジタル・フォトではありえないことです。いやモノです。生きている。撮影のみならず、現像やプリントに関わる手間と想像力と不随意性こそ、時代を超えるエネルギーの源泉になるのですね。昭和のプロレスや音楽と同じだ…。
夫婦でゆっくり鑑賞しながら、鎌鼬の各写真を現地に展示というか、ディスプレイできたらいいなあと話しました。そうして、聖地探訪し、変わらぬ稜線と、変わった人の営みを体験する。写真にはそういう使命もあるのではないかと。
コロナによって2年近く秋田に行っていません。来年にはまた違った視点、意識で「鎌鼬の里」田代を訪問しようと思います。
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