縄文ドキドキ総選挙で山梨勢が1位・2位!
昨日、「土偶を読む」でサントリー学芸賞を受賞された竹倉史人さんのお話を聞きました。「宗教とはなにか」に迫る、これまた興味深い内容でありました。さすがの視点です。
竹倉さんともいつか山梨縄文王国探訪をしようと約束しているのですが、その実現に先立ち、山梨の土偶が総選挙で1位、2位を獲ったというニュースが入ってきました。
上の写真は2位の韮崎市石之坪遺跡の「ミス石之坪」。たしかにアイドル的可愛さがありますね。私は特に横顔が好きです(笑)。こちらからご覧ください。
1位は南アルプス市鋳物師屋遺跡から出土した「人体文様付有孔鍔付土器」。この土器に造形された「人体」、いや「女神」は、まさにアイドルにふさわしく、まるでダンスをしているような躍動感を持ちます。
2年前、ご本人に対面した日の記事がこちらです。まあ、ご本人のことは何も書いていないのですが(笑)。本当にこの南アルプス市のふるさと文化伝承館はおススメですよ。
この1位、2位を獲得したアイドルの二人は、竹倉さん的には「カモメライン土偶」であり、「とんがり型」です。つまり、果実に包まれたトチノミがモチーフとなっているということですね。なるほど。答えはそれしかないでしょう。
それほどに当時の山梨縄文人にとって、トチノミは自らの命を支える「女神」であったわけです。
竹倉さんが、サントリー学芸賞の「思想・歴史部門」ではなく「社会・風俗部門」にて選考されたというのは、まさにこのような次元においての発見があったからです。
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