『武田三代 信虎・信玄・勝頼の史実に迫る』 平山優 (PHP新書)
昨日紹介の映画「信虎」の考証を務めた平山優先生の最新刊。
映画を観てから読んだので、いろいろとイメージしやすかった。
昨日も書きましたとおり、私は静岡出身でありますが、両親ともに武田の家臣の家柄であります。
そんな私が、流れ流れて(?)甲斐国の住人になったこと、富士山周辺の歴史と霊的につながったこと、臨済宗妙心寺派や諏訪神社と不思議なご縁ができたことなどなど、やはりご先祖様の意図が今につながっており、どこか動かされているなということは否定できません。
でありながら、今まで本当に武田氏については不勉強で、全くの無知でありました。それは、山梨県の中でも武田信玄びいきの国中地方ではなく、北条や今川、さらには最終的に謀反した小山田氏の影響の残る郡内地方に住んでいるからかもしれません。
しかし、最近ようやく自分の中の血が騒ぎ出したか、急に武田氏三代に興味が湧いてきたのです。まさに遅れ馳せですが(苦笑)。
そんな折に公開された「信虎」。そして、そのベースとなったとも言えるこの「武田三代」の刊行。実にタイムリーな情報として有り難く勉強させていただきました。
この本も、映画「信虎」と同様に、非常に多くの情報が詰め込まれていますが、それがやはり大きなストーリー(物語)の中に上手に配置されているので、すんなり頭に入っていきます。
だいたいこの手の本は、メモリー不足の私の脳ミソにフリーズを引き起こすのが常ですが、この本はそんなことはなくスイスイ読み通すことができました。
生活の中で親しんだ甲駿相の土地(景色や地名)が、実はドラマの舞台だったりすることも多く、そういう意味でもイメージがしやすかったのでしょうね。
さてこれをスタートに、ワタクシ得意の霊的歴史研究に「戦国時代」が加わることとなりそうです。またまた楽しくなりそうな予感。まずはこの本を元にフィールドワークしてみます。
Amazon 武田三代
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