« 『その名はフジヤマ〜Se llama Fujiyama』 | トップページ | Weyes Blood 『Titanic Rising』 »

2021.10.16

ゾンビーズ 『オデッセイ・アンド・オラクル』

 

 楽ネタが続きます。昨日に続き1960年代の音楽。最近、私の中で評価が上がっているというか、ようやくちゃんと認識したのが、このゾンビーズです。

 日本ではザ・カーナビーツの「好きさ、好きさ、好きさ」(I Love You)が有名ですが、世界でも実に多くのミュージシャンにカバーされているバンドです。

 当時の感覚としてはブリティッシュ・ポップ、今でいえばパワー・ポップやバロック・ポップの走りのような音楽性ですよね。しかし、良く聴くと、けっこうひねりが効いていて、その点ではビートルズの後期ポップ作品を凌駕しているとも言えそうです。

 私の一つの嗜好として、こういうちょいひねりポップというのがありまして、もし自分が曲を書くとしたら、とりあえずこういうのが得意なのではとも思うのでした。

 こういう感じの音楽をのちに「バロック・ポップ」と呼ぶようになり、今でもその路線は継続しているのは面白いですね。最近、また若い人たちが注目しているようです。素晴らしい。

 ゾンビーズはその後もメンバーチェンジを繰り返しながら、なんと今でも現役です。今年で結成60年!もうほとんど重要文化財です。

 そんな中でも、この2作目「Odessey and Oracle」は不朽の名作。英国の国宝ですね。

|

« 『その名はフジヤマ〜Se llama Fujiyama』 | トップページ | Weyes Blood 『Titanic Rising』 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 『その名はフジヤマ〜Se llama Fujiyama』 | トップページ | Weyes Blood 『Titanic Rising』 »