ゾンビーズ 『オデッセイ・アンド・オラクル』
音楽ネタが続きます。昨日に続き1960年代の音楽。最近、私の中で評価が上がっているというか、ようやくちゃんと認識したのが、このゾンビーズです。
日本ではザ・カーナビーツの「好きさ、好きさ、好きさ」(I Love You)が有名ですが、世界でも実に多くのミュージシャンにカバーされているバンドです。
当時の感覚としてはブリティッシュ・ポップ、今でいえばパワー・ポップやバロック・ポップの走りのような音楽性ですよね。しかし、良く聴くと、けっこうひねりが効いていて、その点ではビートルズの後期ポップ作品を凌駕しているとも言えそうです。
私の一つの嗜好として、こういうちょいひねりポップというのがありまして、もし自分が曲を書くとしたら、とりあえずこういうのが得意なのではとも思うのでした。
こういう感じの音楽をのちに「バロック・ポップ」と呼ぶようになり、今でもその路線は継続しているのは面白いですね。最近、また若い人たちが注目しているようです。素晴らしい。
ゾンビーズはその後もメンバーチェンジを繰り返しながら、なんと今でも現役です。今年で結成60年!もうほとんど重要文化財です。
そんな中でも、この2作目「Odessey and Oracle」は不朽の名作。英国の国宝ですね。
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