『言語学バーリ・トゥード』 川添愛 (東京大学出版会)
Round 1 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか 今日もまた、プロレスファンで良かったと、つくづく思う日でした。
昼間はオンラインで、ある重厚なシンポジウムに参戦。実はこちらの登壇者面々も、古くからの憧れの学者さんたちばかり。私にとっては、まさに昭和の名レスラーのような存在であり、オンラインでなくリアルでお会いしたら、思わず尻尾フリフリしてしまうような「神々」でした。
そのシンポが終わろうかという時、ちょうどAbemaTVでプロレスリング・ノアの大会中継が始まりました。
こちらも最高に感慨深かったなあ〜。特にセミ。武藤敬司&桜庭和志 vs 拳王&清宮海斗。
26年前に新日とUWF対抗戦で対峙した二人が、こうして全日系のノアでタッグを組み、ああいう内容の試合を若手と繰り広げる(そしてあの結末…笑)なんて、プロレス以外ではありえない歴史的展開ですよ。本当に素晴らしい。
そして、そしてこの本!いやあ、久々にドツボ。
というか、この本、私が書いたのではないかと思ってしまいましたよ!いや、書いた記憶がある(笑)。
川添さん、ごめんなさい。もちろん現実には川添さんがお書きになりました(当たり前)。しかし!言葉(言語学)とプロレスへの愛情、そして目のつけどころ、ユーモアのセンス、さらに文体まで、まるで私ではないですか(笑)。
いやあ、びっくりしましたよ。びっくりしすぎて、この本でも取り上げられている「(笑)」を連発してしまった。ホント、(笑)で一般の方に、いや川添さんに言い訳しなければならないほど、つまり自分でも恥ずかしいほどに、波長、いや波動が合ってしまったのです。
おそらく、川添さんも宇宙人で、同じ「未来の記憶」を持ってこの地球に降り立ったのでしょう。そうでないと、こんなこと普通ありませんよ。
人が書いた本を、自分が書いたと思うなんて初めてでした。それほどしっくり来たということです。逆に言えば、うわぁ先にやられた!とも言えますが。
いつか、川添さんとプロレスについて、そして言語について語りたい!
Amazon 言語学バーリ・トゥード
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