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2021.10.26

C.F.アーベル 『鍵盤とヴァイオリンのためのソナタ』

 

 用で忙しくなったので、軽めに楽曲紹介をします。

 アーベルの作品2より1番です。

 アーベルはもっと評価されていい作曲家の一人ですね。お父さんアーベルは、バッハの同僚でヴィオラ・ダ・ガンバの名手でした。バッハのガンバ・ソナタはお父さんアーベルのために書かれたと言われています。

 そして息子アーベルは息子バッハ(ヨハン・クリスチャン)とイギリスで一緒に活動しました。その息子アーベルは優れた作曲家であり、若きモーツァルトに多大な影響を与えました。

 このヴァイオリン(またはフルート)の伴奏付き独奏鍵盤ソナタというジャンルも、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ(と呼ばれるヴァイオリン伴奏付きピアノ・ソナタ)につながって行きます。

 息子アーベルもまた、当時はすでに時代遅れになっていたであろうヴィオラ・ダ・ガンバの名手でした。そして、ガンバのためにも非常に魅力的て作品を残しています。それは明日また紹介しましょうか。

 この作品2の1番も、とてもチャーミングな曲ですね。そして、この演奏ではタンジェント・ピアノが使用されています。小さな木片で弦を弾く楽器ですね。チェンバロからピアノへの過渡的な楽器ですが、独特の繊細さと味わいがあり、これはこれである意味完成された楽器であるとも言えそうです。

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