C.F.アーベル 『ヴィオラ・ダ・ガンバ組曲』
昨日に続きアーベルの作品。
アーベル親子はヴィオラ・ダ・ガンバの名手でした。特に息子アーベルは時代遅れとなりつつあったヴィオラ・ダ・ガンバの為に、ほとんど最後の名曲たちをたくさん作曲してくれました。
面白いもので、それらの曲は、たとえば昨日紹介したソナタなど、ガンバ以外の楽器の為に書かれた曲と比べると、どちらかというと古い様式で書かれています。
やはり父から受け継いだ古き良き文化を愛し、またそれを受け継いで残していこうとい意志があったのでしょう。
最近、アメリカの音楽市場や日本の音楽市場で一世代前の、たとえば70年代、80年代の様式が復活しつつあるのと同じ現象かもしれませんね。
とは言え、もちろん新しいアイデアも散りばめられていますし、組曲と言っても、父の時代のようなアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグなどは登場せず、のちの古典派にも残ったメヌエットがフィーチャーされていますね。
それにしても無伴奏のこれらの組曲、テクニック的にはかなり難しいですよね。現代のガンバ奏者にとっても、貴重な挑戦の機会となっています。
私も近くガンバを弾き始める予定です。いつかアーベルにもチャレンジしてみます。
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