週刊朝日 『東京オリンピック案内』 (1964.9.20)
私は生後2ヶ月。8月の東京は水不足で、急遽里帰り出産となったため、母の実家のあった焼津で私は生まれました。
行きは東海道本線で、帰りは開通したばかりの新幹線に乗ったそうです(当然記憶なし)。
静岡の実家の片付けをしていたら、この週刊朝日増刊が出てきました。私と同い年の雑誌です。
内容はなかなかの充実です。それはそうですよね。初のオリンピック開催ですから。スポーツも一般的ではなかったので、各競技のルール解説が面白かった。
たしかに今回の新しい種目もルールを知っていたら、もっと楽しめたかもしれません。
さて、御存じのとおり、1940年(昭和15年)に開催予定だった東京オリンピックは、戦争に向かう情勢の中で中止となってしまいました。
今回も1年延期ということで、どうも東京オリンピックは呪われているようです。
この昭和39年の大会は大成功というように記憶されていますが、実際には今回以上の反対運動があったり、まあいろいろと大変だったようです。
まあ、なにしろ、焼け野原からたった19年ですからね。まさに「復興五輪」だったわけで、その後の経済大国日本、技術大国日本、スポーツ大国日本のスタートであったとも言えます。
一つ感動したのは、「ピクトグラム」です。今回開会式で大活躍だったピクトグラム。これも御存じと思いますが、昭和39年の東京五輪で初めて登場したものです。つまり、日本産、日本製なのです。
今でも基本的には同じデザイン方法が踏襲されていますから、いかに当時の日本デザイン陣が優れていたかということですね。
実は6年前にこんな記事を書いています。残念ながらいろいろあって(足を引っ張る人がいて)永井一正さんは、今回のオリンピックの表舞台から身を引いてしまいましたが、私がこの記事で書いた「おそらくは、6年後の五輪においては、ピクトグラムを超えた「コト」が発明されると予感しています。マルチメディアの時代、日本ならではの自由な発想で、それは実現するでありましょう」という予言、ある意味、あの人力ピクトグラムで実現したとも言えますね。まさかの逆説的方法でしたが(笑)。
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