火山の冬は来るのか

今日は、昨日録画したウルトラセブン「零下140度の対決」を観ました。
シリーズの中でも名作の一つの数えられる作品です。
ウルトラセブンの活躍はほとんどなく、地球防衛軍やカプセル怪獣ミクラスの極限での頑張りが目立つストーリーでした。実際、寒冷化を起こした張本人のポール星人に、セブンはダメ出しされてしまいますし。
極寒の中、破壊された原子炉を修理するシーンは、福島第一原発はもとより、太平洋戦争での日本軍の無茶な作戦を思わせるところもありました。なかなか深い人間ドラマ、そして日本文化論になっていますね。
あらすじはこちらの動画でご確認ください。大量の雪を作ったり、最後は霧ヶ峰でロケをしたり、ウルトラホークや怪獣ガンダーの操演も気合いが入っています。すごい時代でしたね。ちなみに脚本の金城哲夫さんが一瞬の演技で出演しています。
さてさて、零下140度はまあ行き過ぎとして、人類にとって「寒冷期」「氷河期」というのは、案外普通の時代でした。そして、その時代にこそ、私たち人類は生物的にも文化的にも進化を遂げたと言われています。
最近、こんな記事を読みました。
人口を10分の1に減少させた超巨大火山、いまも危険な状態にある
いわゆる「トバ・カタストロフ」ですね。7万年前のトバ火山の噴火規模はカテゴリー8。ちょっと前に紹介した白頭山や十和田の火山爆発指数は7ですから、それ以上の地球史上最大の噴火の一つなのです(ほかには北米のイエローストーンなど)。
トバ火山の噴出物よって地球の気温は5度下がったと言われています。その中で、それまでの生物の大半は死滅し、生き残ったのが現在の地球上の生物の直接の祖先となります。ホモ類ではネアンデルタール人とヒトが生き残りました。
地球の温暖化が叫ばれて久しくなります。カーボンフリーなんていう言葉もよく耳にしますね。
温暖化はある程度予測でき、またコントロールや対処が可能ですが、火山の噴火や隕石の落下による寒冷化は突然、大規模に起きます。人間の都合は関係ありません。
上の記事にあるとおり、近い将来、カテゴリー8の噴火が起きる可能性もありますし、7であれば明日にでも起きておかしくありません。
人類の進化といえば、歴史上ウイルスもそのきっかけを作ってくれましたが、こうして火山や隕石もまたその働きをしてくれます。
ウイルスも噴火も、近視眼的人間にとっては「災害」ということなりますが、実はそれらのおかげで今の私たちがいるということであり、それを知っていたのか、日本では「荒魂」も排除せず、「和魂」とともにしっかり祀ってきたのでした。
ウイルスも「物の怪」として畏怖されてきたわけで、今こそそうした考え方、感じ方を、日本人は思い出してもいいのではないでしょうか。
はたして火山の冬は来るのか。その答えは決まっています。「いつか100%来ます」。
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