「気の緩み」のおかげ?…コロナ禍収束か?
猛威を奮っていた新型コロナ第5波が突然収束方向に転じました。
行動制限のおかげ?ワクチンのおかげ?季節の移り変わりのおかげ?
専門家も首をひねる状況のようです。
人間の予想通りいかないのがウイルスの世界です。
つまり、ウイルスにはウイルスの事情やら意志があるのです。
いつかも書いたとおり、ウイルスは宿主との共存を望んでおり、ある意味人間が抗体を獲得するのを待っているとも言えます。すなわち、宿主が死んでしまったり、重篤化してしまったりしなくなるのを待っているのです。
昨年からのウイルスとの戦い(人間はそう思っている)の中で、自然免疫はもちろん、ワクチンによって私たちはそれなりに抗体を獲得しています。
そろそろウイルスにとって理想的な状況になってきているのかもしれません。ですから、「このくらいにしとこか」と急に振る舞いを変えたのかもしれません。
そうしますと、コロナ禍はここで終了の可能性もあります。第6波は来ないのかもしれません(もちろん一つの可能性に過ぎません)。
100年前のあのスペイン風邪も、第3波で突然終わってしまいました。今のような対策をとっていなかったにもかかわらずです。第2波で死亡率が高くなりすぎたのです。
人間の遺伝子の多くはウイルス由来であり、もともと共存共栄する性質のものです。ですから、ある意味好意的にウイルスに接することが重要であることは、こちらに少し書きました。
さすがに私たちもコロナ禍に対して慣れや飽きを感じるようになっており、それが結果として「気の緩み」を生んで、逆説的ですがウイルスに対する攻撃性が下がりました。
先ほど書いたように、ウイルス自身は人類を滅亡させようとは全く考えていません。しかし、未知のウイルスに対する人類の恐怖心、攻撃性は当初非常に高く、ウイルスもそれに呼応して生き残ろうと猛威をふるいます。
ですから、慣れや飽き、「気の緩み」というのは、とても重要なことなのです。人間が飽きっぽく忘れっぽく進化したのには、そのような意味もあるのでした。
また、ワクチン接種の心理的プラセボ効果も重要なのであって、そういう意味でワクチン接種には積極的であったのです。
…と楽観的に考えつつ、一方で第6波が11月後半から始まることも想定しながら、少しずつウイルスとの共存モードに心身をチェンジしていこうと思っております。それこそが「進化」なのですから。
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