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2021.09.30

テレマン 『組曲ニ長調 TWV 55:D18』

 

 日、テレマンのターフェルムジーク第3巻の全曲演奏会にヴァイオリンで参加させていただきました。

 これで2巻と3巻が終わりましたので、あと1巻を演奏すれば、ターフェルムジーク全曲演奏という夢の実現になります。

 企画してくださった方や、プロの名手の皆さんはじめ多くの仲間のおかげです。

 中学時代、私がロックとともにバロックを聴き始めたのはテレマンがきっかけでした。ロックの方もブリティッシュなポップ・ロックが好きでししたから、テレマンのような大衆性というか、ある種の親しみやすさにやられたのでしょう(バッハのような難しい音楽を聴き始めるのは高校生になってからです)。

 特にテレマンは管弦楽組曲に名作が多いですね。ターフェルムジークの3巻の組曲もなかなかの名曲でした。中でも郵便馬車のラッパを模したPostillonは印象に残ったのではないでしょうか。テレマンならではのユーモアですね。

 実は同じPostillonという名前の楽章を持った組曲が他にもあります。その一つがこれ。こちらは本物のラッパ(トランペット)が入った組曲です。

 この組曲、テレマンにしては(失礼)、全体にかなり気合が入っていますね。やはり、2本のトランペットとティンパニが入るということで、それなりの演奏の機会があったのでしょう。

 特にパッサカリアは凝っています。やり過ぎなくらいのティンパニの連打もちゃんと楽譜に書いてあって面白い。ティンパニ奏者のために書かれた曲と言ってもよい。楽譜はこちらでどうぞ。

 アリアも美しいですね。もしかするとバッハの管弦楽組曲第3番の影響があるかもしれません。いや、逆かな。バッハはテレマンに多大な影響を受けていますからね。

 そして、郵便馬車も楽しい曲です。ターフェルムジークと同様、オクターブ跳躍のラッパの音を模しています。当時、こうやってラッパを吹きながら郵便を配っていたのですね。 

 

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2021.09.29

岸田文雄 自民党新総裁 誕生

Th_-20210929-152211 やはや、マスコミもですが、実は自信満々だったワタクシも間違えましたな〜(苦笑)。

 最終的に岸田さんが勝つとは思っていましたが、まさか初回の投票で岸田さんが第1位になるとは…。

 結果は同じでもインパクトが全く違いますよ。ある意味完勝です。

 これが2週間前の私の予想というか確信でした。

 自民党総裁選(中田敦彦のYouTube大学)

 このあと2週間、岸田さんの現場に近いところにおりましたが、それでもやはり私たちには見えなかった、裏の大きな動きがあったのですね。

 新旧KM(キングメーカー)が手打ちをしたということですか。永田町はすごいですね。

 新KMはしたたかですし、旧KMは往生際が悪いともしぶといとも言えましょう。

 さて、問題は総選挙でしょうし、実際首相になった時、「中」の岸田さんが、どのように左右をまとめていくか。もちろんその歴史が自民党の歴史、すなわち日本の戦後史なわけですが。

 実は3年前に、当時の安倍総理の別荘にお招きいただき、2021年(!)以降の話をさせていただきました。その時のテーマの一つが岸田派すなわち「宏池会」でした。さりげなくこの記事に書いています。

『大宏池会の逆襲』 大下英治 (角川新書)

 この記事の最後にこんなことを書いてありました。あの頃はコロナ禍も安倍さんの降板も岸田首相も想像していなかったはずなのですが…いったい誰が書かせたのでしょうかね(笑)。

 そろそろバックスウィングも折り返し点に至りつつあります。2021年以降、はたしてどんなスウィングが様々な逆境を打ち返すことになるのか。私は非常に楽しみにしているのであります。
 その時代はきっと(また)富士山が鍵を握ることになるでしょう。仲小路が富士山麓に40年間蟄居していたのには、そういう未来的な意味があったのです。

 今夜の我が家は祝賀会です。

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2021.09.28

菊理媛(ククリヒメ)の秘密…その2

Th_unknown_20210929134701 日の続きです。ククリヒメの秘密を探ります。

 さて、くだんの仲直りのシーン、日本書紀の本文はこんな感じです。

 

 及其与妹相闘於泉平坂也、伊奘諾尊曰、始為族悲、及思哀者、是吾之怯矣。

 時泉守道者白云、有言矣。曰、吾与汝已生国矣。奈何更求生乎。吾則当留此国、不可共去。

 是時、菊理媛神亦有白事。伊奘諾尊聞而善之。乃散去矣。

 

 なんちゃって漢文は難しいので、ちゃんと読む必要はありません。大事なのは最後の行の「菊理媛」と、一行前の「泉守道者(よもつちもりびと)」というゲストの存在ですね。

 泉守道者はイザナミの気持ちを伝言する役で、その名前からしても「現地スタッフ」という感じがします。

 菊理媛は「有白事」とあるように、イザナミの気持ちを伝え聞いたイザナギに対して「言葉を申し上げた」神ということで登場しています。その「事(言葉)」に対してイザナギは「善」として、素直にその場を去っていきます。

 ですから、菊理媛の「くくり」というのは、バラバラだった二柱を取りまとめたというより、イザナギを説得したという感じですよね。

 違う言い方をしますと、イザナギの「腹をくくらせた」、イザナギ自身の和魂なのかもしれない。つまり、それまでケンカする気満々、つまり荒魂が発動していたところで、それを収める和魂が発動したと。自問自答したわけです。

 実はそこが非常に重要でして、菊理媛を「イザナギの和魂(にぎみたま)」と解釈したのは、私が初めてです(たぶん)。

 というわけで、これからの時代、「ククリヒメ」の機能が非常に重要になってきます。まずは自己の荒魂を抑えねばならない。それから他者との和合です。

 白山神社に幽閉されている、本来の「ククリヒメ」の復権を祈ります。

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2021.09.27

菊理媛(ククリヒメ)の秘密…その1

Th_unnamed_20210929110301 「偶を読む」の竹倉さんの最近のお話で面白いのが、イザナミの件です。細かいことはご自身がいずれ発表なさると思いますが、そこに関連して、最近急に気になっているのが「ククリヒメ」です。

 「菊理媛」という字から「キクリヒメ」とも訓まれますが、もともとは「くくり」です。

 そう、「くくり」とは「括り」であって、和語としては「ばらばらのものをたばねる」「まとめて結ぶ」という意味。黄泉平坂でイザナギとイザナミを仲直りさせた(くくった)ところからの神名であると言われています。

 そんなことから、今では白山比咩と習合して縁結びの神様となっています。全国に白山神社は無数にありますよね。しかし、なぜ白山と結びついたかは不明です。

 もともと古事記にはその名が出てこず、日本書紀でも「一書」に一箇所出てくるだけ。イザナギ、イザナミ両神を仲直りさせたという言葉も書かれておらず、本当に謎だらけの神様です。それなのに日本中に祀られている不思議。

 で、あまりというか、ほとんど語られていないのが、その名の「くくり」の秘密についてです。ここからは私の気づきの断片を列挙します。

 万葉集に「くくり」という言葉が一箇所出てきます。そこにはどのような万葉仮名が当てられているかというと、なんと「八十一里」です。

 えっ?どういうこと?

 そう、お気づきかと思いますが、「八十一」を「くく」と読むのです。すなわち「くくはちじゅういち」。万葉集にはこういう言葉遊びがけっこうあります。

 さらに言うと、「菊」は重陽の節句の象徴。そう、九月九日「くく」の花なのですね(だから古くは「菊」は「くく」と訓んだとも)。

 「八十一」はとても重要な数です。こちら369魔法陣をご覧ください。あらためてこの魔方陣、やばいですね。

 もう一つ重要なこと。「99」は百から一を引いた数であるということ。そう、「白」ですよね。白寿って言うじゃないですか。そこで「白山」とつながってきます。

 ついでに言えば、「菊」は皇室や日本を象徴する花。

 つまり、何が言いたいかといいますと、「くくる」という動詞には数霊的に非常に深い意味があるということです。

 今日はここまで。続きは明日。

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2021.09.26

板野肯三 『コロナをどう凌ぐか〜エネルギー的なバリヤーを作る方法』

 

 日お会いできお話させていただいた板野肯三先生の最新動画。

 いやあ、昨日のお話も面白すぎたけれど、こちらも飛ばしてますね。とっても良くわかるお話です。

 ある意味とても古典的、伝統的な「凌ぎ方」ですよね。

 だいたい、「しのぐ」という言葉が良い。「しのぐ」という和語は、もともと「大きな圧力に耐える」というニュアンスを持っています。

 自分が止まっていて向こうから圧力がかかる場合は、たとえば台風がやってきたのをその場で耐え忍ぶ感じですし、自分が動いている場合は藪をかき分けて進む感じです。

 決して真正面から戦って相手をぶっ潰す感じではありませんよね。やはり何らかのバリヤーで防御するイメージです。いかにも日本的ですね。

 それが「相手をしのぐ=凌駕する」という二次的な意味にもなってきます。つまり、結果的に相手を上回るということですね。やり過ごすことが勝つことになるのが日本の勝負論なのです。

 特に生物の分野(ここではウイルスも生物とします)では、そのようなせめぎあいの中に生まれる共存という本質的な物語があるわけですから、「しのぐ」ことは非常に重要な戦略なのです。

 そういう意味で、ここでは「気を引き締める」というのが一番大切なのかもしれませんね。ここでの「気」は単なる気持ちではありません。先生が実演しておられるように、「気」を抜かず、「気」を引き締める、「気」を張る技術を知っておくことが大切でしょう。

 早く先生と再会していろいろお話したい!たぶんめちゃくちゃ盛り上がりますよ(笑)。

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2021.09.25

『地球人のための超植物入門』 板野肯三 (アセンド・ラピス)

森の精が語る知られざる生命エネルギーの世界

Th_41jdc5u9tl 日は横浜でテレマンのターフェルムジークを演奏したのち、鎌倉へ飛んで板野肯三先生にお会いしました。

 そこでもお話ししましたが、今日のテレマンの演奏は実に楽しかった。板野先生を取り巻く陽の「波動」が共時的に飛んできて、私の「波動」を完全に支配してしまったのです。

 非常に不思議な話ですが、実際そうでして、もっと具体的に言うと、私は久しぶりに楽器と対話できた気がしたのです。

 私の楽器はバロック・ヴァイオリン。つまり松や楓や黒檀など植物でできています。ちなみに張っている絃は絹。絹はカイコが吐き出す糸ですが、その元になるのは桑。ガットよりもずっと植物に近いと言えます。

 そう、植物とは対話できるのです。それがたとえ楽器になっていたとしても。

 板野先生とのお話は実に刺激的でした。しかし、ものすごく自然。私が宇宙で学んできたこと(?)そのままですので、すっと腹に落ちます。

 普通の方々からすると、トンデモ世界に見えるかもしれませんね。しかし、ようやく時代が追いついてきたのです。

 こうしてアカデミックを極めている方(板野先生は筑波大学名誉教授でコンピュータ工学の権威)が、このような発信をしてくださると、私たち宇宙人は本当に助かります!

 今日も同席してくださったのですが、「土偶の読む」の竹倉史人さんも同じように対象からメッセージを受け取れる学者さん。

 これからの学問は過去の情報ではなく、未来の情報とアクセスしないと成り立たなくなりますよ!

 それ以前に、やはり学校教育の悪弊ですね。板野先生曰く「学校での知的な教育が、人間に本来備わっている霊性を奪ってしまうのかもしれない」。そのとおりです。

 今日の対話の中で、他にもいろいろと気づいたことがあります。話の続きは富士山で、ということになりました。今からとても楽しみです。ありがとうございました。

Amazon 地球人のための超植物入門ー森の精が語る知られざる生命エネルギーの世界

 

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2021.09.24

飲む柿渋 『玉の澁』 (大阪西川)

20210926-124124 日に続き、コロナに関するネタです。

 2回目のワクチン接種も終わり、私もいい意味で「気の緩み」が出てきています。かなりウイルスとの共生に自信が出てきました。

 つまり、ウイルスが暴れすぎないように、それなりに免疫力や抵抗力を高めているというわけです。

 その方法の一つが、これ。「柿渋」。

 実はこれが最強だと思っています。実際昨年こんなニュースが。

柿渋が新型コロナウイルスを不活化、奈良県立医科大学の研究

 まさに日本古来の知恵、塗料、防カビ、防腐、補強、万能薬と、まさに様々な用途で使われてきた「柿渋」。

 私も実はシルク絃の補強用に、また塗料として使っていました。

 そんな中昨年コロナ禍が起き、そして上掲の報道がありましたので、さっそく柿渋を飲むようになりました。

 当初は大胆に塗料用の柿渋を薄めて飲んでいたのですが(それでも良いのですが)、最近はこちら飲用専用の柿渋を利用しています。

 いやあ、良薬口に苦しとは申しますが、たしかにこれは「渋い」。それ以前に「臭い」(笑)。これは効きますわ、たぶん。

 私はうがいをして、さらに口の中でクチュクチュして、そして飲み込みます。うがいをして吐き出すと、洗面所が茶色く染まって大変なので、飲み込んだほうがよい。

 実は、柿渋を飲み始めてから、いろいろ気になっていた(人には言っていなかった)症状が緩和されました。今は健康そのものです。

 家族も風邪かなと思ったら、こいつでうがいをします。そうするともう数分後に効果を実感できます。最強です。

 この商品は飲用ですが、ちゃんと塗料、染料としても使えますし、絹の補強剤としても普通に機能します。

 最近は奈良県立医科大学とのコラボで、複数のメーカーが飴やタブレットを商品化していますが、やっぱり直接摂取するのがいいですよ。渋くて臭いけれど(笑)。おススメします。

Amazon 大阪西川 古伝のむ澁 玉の澁 300ml

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2021.09.23

「気の緩み」のおかげ?…コロナ禍収束か?

Th_-20210924-75758 威を奮っていた新型コロナ第5波が突然収束方向に転じました。

 行動制限のおかげ?ワクチンのおかげ?季節の移り変わりのおかげ?

 専門家も首をひねる状況のようです。

 人間の予想通りいかないのがウイルスの世界です。

 つまり、ウイルスにはウイルスの事情やら意志があるのです。

 いつかも書いたとおり、ウイルスは宿主との共存を望んでおり、ある意味人間が抗体を獲得するのを待っているとも言えます。すなわち、宿主が死んでしまったり、重篤化してしまったりしなくなるのを待っているのです。

 昨年からのウイルスとの戦い(人間はそう思っている)の中で、自然免疫はもちろん、ワクチンによって私たちはそれなりに抗体を獲得しています。

 そろそろウイルスにとって理想的な状況になってきているのかもしれません。ですから、「このくらいにしとこか」と急に振る舞いを変えたのかもしれません。

 そうしますと、コロナ禍はここで終了の可能性もあります。第6波は来ないのかもしれません(もちろん一つの可能性に過ぎません)。

 100年前のあのスペイン風邪も、第3波で突然終わってしまいました。今のような対策をとっていなかったにもかかわらずです。第2波で死亡率が高くなりすぎたのです。

 人間の遺伝子の多くはウイルス由来であり、もともと共存共栄する性質のものです。ですから、ある意味好意的にウイルスに接することが重要であることは、こちらに少し書きました。

 さすがに私たちもコロナ禍に対して慣れや飽きを感じるようになっており、それが結果として「気の緩み」を生んで、逆説的ですがウイルスに対する攻撃性が下がりました。

 先ほど書いたように、ウイルス自身は人類を滅亡させようとは全く考えていません。しかし、未知のウイルスに対する人類の恐怖心、攻撃性は当初非常に高く、ウイルスもそれに呼応して生き残ろうと猛威をふるいます。

 ですから、慣れや飽き、「気の緩み」というのは、とても重要なことなのです。人間が飽きっぽく忘れっぽく進化したのには、そのような意味もあるのでした。

 また、ワクチン接種の心理的プラセボ効果も重要なのであって、そういう意味でワクチン接種には積極的であったのです。

 …と楽観的に考えつつ、一方で第6波が11月後半から始まることも想定しながら、少しずつウイルスとの共存モードに心身をチェンジしていこうと思っております。それこそが「進化」なのですから。

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2021.09.22

Mohana Bhogaraju 『Bullettu Bandi』

 

 りあえず今日までワールド・ミュージックねたの予定です。

 先日、欧米、特にアメリカが最大の音楽市場と書きましたが、実はそうとも言い切れません。動画サイトでの再生回数を見ると、インドや中南米がすごいですね。

 昨日紹介したプエルトリコのファルッコの新曲も近くビリオン(10億再生)を達成しそうですし、今日紹介するインドの楽曲も今年中にビリオン達成しそうです。

 Mohana Bhogaraju(読み方がわからない)は、近代インド伝統の「プレイバックシンガー」です。つまり、インド映画の挿入歌を歌う人。吹き替え歌手ということですね。

 本人はテルグ語、タミール語、カンナダ語などを話せるようで、特にテルグ語の歌をたくさん歌っているようです。この曲もテルグ語なのかな?全然わかりません(笑)。

 伝統のインド音楽と、現代の打ち込み系音楽を上手に融合していますね。かっこいい曲だと思います。

 インド音楽の微分音は四捨五入されしていまい、結果としてペッタトニックになっていますが、世界の音楽の潮流が7音から5音に移行(回帰)していることを考えると、インドの新しい音楽もこれから大注目ですね。

 あと、やっぱりインド音楽、インド映画というと、こういうユルいダンスですよ。これもこれから来るかもしれませんよ。

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2021.09.21

Steve Aoki & Farruko 『Aire』

 楽ネタがあと数日続く予定です。

 昨日のBTSをリミックスしたスティーヴ・アオキの仕事をもう一つ。

 プエルトリコのスーパースター、ファルッコとのコラボです。これが今世界で最もオシャレな音楽の一つでしょう。

 

 

 スティーヴ・アオキは、本当に世界中のいろいろなジャンルの人たちとコラボしています。ラテン系もその一つ。そう、ロックにせよ、ヒップホップにせよ、ラテンにせよ、とにかく「カッコよく」しちゃうんですよね。

 このボーダーレスなセンス、ある意味日本的なのかもしれません。本来の日本と言うべきか。

 たとえば、このファルッコの直近の最も売れた曲を聴いてみましょう。これが彼の本来のカッコよさ(ダサかっこよさ)です。正直、聴き慣れないと「変な曲」ですよね(笑)。何度も聴くとクセになりますが。もうすぐ1億回再生ですね。

 

 

Th_s1104440x440fill スティーヴ・アオキのお父さんは、言わずもがな、アメリカで最も有名な日本人の一人、ロッキー青木さんです。レスリングのオリンピック代表にして、レストランBENIHANA の創始者として日本食ブームの立役者。無数の武勇伝を持つ昭和の男です。

 「死ぬこと以外かすり傷」という名言を残した人ですよ!実際何度も死にかけてますし。

 そんなお父さんに負けず劣らず、スティーヴ・アオキも世界の宴会部長…いやいやパーティー番長と言われています。

 日本のミュージックシーンも、そんなアオキさんに注目され、コラボしてもらえるようにならないといけませんね。彼はそれを望んでいますから。

 先日書きました「パラリンピック閉会式」のプロデュースをした小橋賢児くんがディレクターを務める「ULTRA JAPAN」には何度か出演しています。次に開催される時には、私も参戦してみようと思います。来年はできるでしょう。

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2021.09.20

BTS 『MIC Drop (Steve Aoki Remix)』

 

 BTSが国連総会で演説したというニュースがありましたね。純粋にすごいグループになったと思います。

 ということで、昨日のNCTに続き、今日はBTSの話をしましょう。 

 昨日の記事では「BTSは欧米音楽に魂を売った」と書きましたが、もちろん韓国の国策としての文化輸出の賜物であり、そういう目的を極めて行けば、「最も金になる市場」に合わせていくことは当然です。

 アーティストとして卓越した才能を持つ彼らは、ある意味では表現者としてのそのアーティスト性を捨てて行かねばならず、今、葛藤の中にあることでしょう。

 特に最近欧米市場でヒットした作品の多くが、本来のアジア性を捨ててしまっていることはたしかで、それは自他共に認めざるを得ないところでしょう。

Th_-20210921-71727 そんな中、かつての彼らの作品の再評価が始まっているのも面白い流れであり、たとえば近過去の楽曲「MIC Drop」のスティーヴ・アオキによるリミックスが10億回再生を達成したことも、記憶に新しいところです。

 スティーヴ・アオキは、アメリカ生まれのアメリカ育ちではありますが、両親は純粋な日本人であり、本人も日本人としてのDNAを強く意識していますよね。

 ある意味、私たち日本に閉じこもっている日本人よりも、日本を知ろうとしているかもしれません。

 そんな彼が、やはり母国を離れたBTSとコラボすることによって、欧米の反対側にあるアジアのスピリット、それも「メタ」なスピリットを世界に発信してくれているのは実に有り難いことだと思います。

 日韓友好という意味でも、このコラボは「メタ」ですよね。

 この時代、文化的鎖国を解いて、私たち日本人も「メタ」な日本、日本語、日本文化を操って世界に打って出る(即ち恩返しする)ことも必要ではないでしょうか。

 「メタ」と言えば、ママさん登場のアオキ・ヒロユキさんのこの動画、大好きです(笑)。

 

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2021.09.19

NCT 127 『Sticker』

 

 日、世界の音楽シーンがワールド・ミュージック的方向に進んでいるというようなことを書きました。

 たしかにネット(特にYouTubeやサブスク・サービス)で、世界中の音楽を聴くことができる時代になり、また、100年に及ぶ欧米の商業音楽市場に飽きてしまった人たちが、「知らない音楽」に興味を持つことは当然だと言えます。

 K-POPの世界でいうと、BTSはそうした欧米音楽に「魂を売った」とも言えますが、一方でたとえばこのNCTの新曲など、明らかにそれとは違う路線を目指していると感じますよね。

 冒頭から繰り返される印象的な(チープな笛のような)パッセージは、まあ韓国のヨナ抜き音階の派生とも言えますが、日本人にとっては単なる祭ばやしですよね。

 これが欧米人にはかなりエキゾチック、あるいはオリエンタルに感じられることでしょう。少なくとも、オシャレなコード進行とわかりやすいリズムや構成の「売れ線」の曲とは全く違う感じを受けるに違いありません。

 たしかにNCT自身、アジア中心の多国籍プロジェクトであり、このMVも無国籍風とも言えますね。プロデュースには欧米人が関わってると思いますが、やはり世界市場の動向を見てのこの曲なのではないでしょうか。

 欧米人にとって、日本も韓国も中国も全部同じにしか見えていないとしても、祭ばやしを使われるとは…。日本人は黙っていていいのですか(笑)。

 日本の音楽市場は、こうしたグローバル化の波に完全に乗り遅れています。もちろん、そうした鎖国主義も、その中でしっかり経済として文化として回っているので評価はできます。しかし、韓国のような過度な開国主義をまねる必要はないものの、やはりもう少し世界の広さを感じた方がいいのではないかと最近強く思います。

 それにしても、このNCT127の曲、最初は「?」でしたが、だんだんクセになるから面白いですね。最初の「?」は、すなわち既聴感がなかったということで、何度も聴いていると細部に「なるほど」と感じる発見があって面白いのです。

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2021.09.18

モロッコのアンダルシア音楽

Th_img_8013 「界ふれあい街歩き」の再放送「シャフシャウエン(モロッコ)」を観ていたら、アンダルシア音楽が流れてきました。

 スペインのアンダルシアの音楽がなぜアフリカのモロッコにということになりますが、そこが面白いところですね。

 もともとイスラム圏だったところに、レコンキスタによってスペインを追い出されたムスリムが移住してきたということですか。

 というわけで、まさに東西が融合というか混濁しているのが興味深い。

 写真でわかる通り、ウードのような楽器とともに、普通のヴァイオリンやヴィオラを使っています。しかし、その演奏法は実にアラブ的、東洋的。膝の上に立てて演奏します。動画で観て聴いてみましょう。

 

 いいですねえ。西の果てのイスラム音楽。それがヨーロッパの楽器によって演奏される。ケメンチェというかレベックのような楽器も見えますね。新旧、東西が混濁しています。

 ちなみに、私もヴァイオリンやヴィオラをこうして膝の上で弾くのを得意としています。これはすぐ参加できそう(笑)。

 別の動画も観てみましょう。一番左にダルシマーみたいな楽器が見えますが、ハンマーで叩いているのか、指やピックではじいているのか。どっちでしょう。

 

 最近、西洋音楽に飽きてきてしまったのか、我が家では世界の民族音楽や、最近の曲でもワールド・ヒットチャートを聴くことが多くなっています。

 実際、世界の最新音楽シーンがちょっとそっち寄りになってきているんですね。これから少しそういう最新音楽も紹介していこうと思います。

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2021.09.17

中川勝彦 『クール・ロマンティック』

 

 日は中川勝彦さんの命日。昨日紹介した中川翔子さんのお父さんですね。

 32歳で白血病で亡くなってしまった天才。歌、俳優、声優、絵本作家…まさにマルチタレントでした。

 しょこたんはしっかりそのタレントを継いでいますね。お父さんも草葉の陰で喜んでいることでしょう。

 この番組でも大林監督がゲストとして登場していますね。「転校生」でヒロインのお兄さん役として出演していました。

 また、ここでは俳句というか短歌を披露しています。太田蜀山人の名前がすっと出てくるあたり教養を感じさせます。まあ、なにしろ早慶の法学部に合格するくらいの秀才でもあったわけでして。

 どうですか、この存在感。単なるイケメンを超えた、何か神々しさを感じます。

 この「クール・ロマンティック」は来生えつこ作詞、林哲司作曲。今でいえばシティー・ポップになりましょうか。

 当初は和製デビッド・ボウイを目指す、すなわちグラム・ロックをやりたかったのでしょうか。今では当たり前ですが、男性が化粧するというのも当時としてはかなりぶっ飛んでいたと思います。

 そのあたりについて、実に軽妙に語っているこのオールナイト・フジもいいですねえ。秋本奈緒美さん大爆笑。

 

 

 その後、錚々たるロッカーたちと骨太ロックをやっていた時期もありました。中川勝彦&maji-magic。ギターはCharさん。ベースは鈴木享明さん。キーボードが国分輝幸さん。ドラムスは私の教え子のお父さんでもある柏原克己さん。かっこよすぎですね〜。

 本当に若くして亡くなってしまい残念ですね。ご存命なら来年還暦。きっと渋い役者さんになっていたことでしょう。いや、何かもっと違うこと、新しいことをしていたかもしれませんね。

 

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2021.09.16

中川翔子 『綺麗ア・ラ・モード』

 

 れもまた、「ザ・カセットテープ・ミュージック」最終回で「サビ渡し」として紹介された筒美京平作品。

 京平先生、晩年の代表作ですね。

 「サビ渡し」…たしかにこの曲の魅力はサビに入るあの一瞬に凝縮されていますね。

 番組ではしょこたんの歌うメロディーとベースラインの対称性からコード進行を分析していましたね。なるほどでした。

 この半音進行による(結果的にハーフディミニッシュを経由する)「サビ渡し」、この曲のアレンジャーである本間昭光さんがインタビューで言っていましたが、京平先生のデモテープですでに示されていたとのこと。そして、百戦錬磨の本間さんも「お〜、そう来たか」と思ったようですね。

 この「サビ渡し」、おそらく過去にもどこかで使われたコード進行だと思いますが、ちょっと思い浮かびません。もしかして京平先生のオリジナル?

 曲の方につい興味が行きがちですが、作詞は松本隆さんです。とっても素敵な歌詞ですよね。女の子の気持ちを表現する天才だなあ。

 もちろん中川翔子さんの歌も素晴らしい。さすが小さい時から四谷のシャンソンバー「蟻ん子」に通っていただけのことはある。しますえよしおさんの歌声聴いて育ったわけですから。

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2021.09.15

「また逢う日まで」のベース

 

 ゥエルビの「ザ・カセットテープ・ミュージック」が最終回を迎えてしまいました。

 最終回も相変わらずのノリで楽しいまま終わっていきましたが、いつか復活してほしいですね。

 最終回の「閉店セール」で投げ売り(?)された楽曲の中で、テーマとは外れますが、あらためて「すごい!」と思ったのは、尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」。言わずもがな筒美京平さんの名作です。

 けっこうのちの草書体の歌唱を聴くことが多かったので、逆にこのオリジナル・ヴァージョンが新鮮に聴こえました。

 特に楷書体の歌唱のおかげで、いつもはあまり気にしなかったベースラインに正直萌えました。

 編曲も京平先生ですので、ある程度のベースラインも作ったと思いますが、これはやはり奏者のセンスが加わっているでしょう。いったい誰?と思ったら、ああ寺川正興さんか。

 往年の名ベーシストですよね。歌謡曲やアニメ作品でブイブイ言わせていました。

 この「また逢う日まで」では、尾崎紀世彦さんのヴォーカルとベースの絡みで聞かせるところも多い。非常に効果的ですよね。

 ベースのタブ譜の動画もありましたので、興味のある方はぜひ。私も娘に弾かせてみます。

 

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2021.09.14

自民党総裁選(中田敦彦のYouTube大学)

Th_unknown_20210915092201 ングメーカーの山口さん、今度の自民党総裁選どうなると思いますか?…とのご質問を受けましたので、書けることを書きますね。

 それにしても「キングメーカー」とは!ww

 正確に言うなら「キングメーカーメーカー」でしょうかね(笑)。たしかに今回も私の周辺がにわかに騒がしくなってきております。

 というか、身近な人ばっかりです、今回の候補者。河野さんの奥さんは同級生ですし、高市さんとは共通の友人がおりますし、岸田さんは…期せずして今一番近い関係かもしれません。

 この御三人、自民党らしく左中右バランスいいですね。政策的にその三つのどこに舵を切るのかというのも興味津々ですが、それよりも世代交代、新旧交代に注目が行っていますよね。

 いや、キングの世代交代よりも先に、キングメーカーの新旧交代が起きつつあるので、その新KMの意図(動向ではなく)が結果を左右しますよね。

 KMMとしてその新KMの意図を読み取りますと、これは案外「中」に落ち着くのではないかと思うのです。

 KMとしては、とりあえず河野さんの過半数超えを防ぎ、そして2位3位連合で逆転というシナリオもありでしょう。とりあえず高市さんを推すことで保守派の納得も得られますし。

 たしかにこのご時世、政治に大きな変革があることは危険をも伴います。今は新しいことよりも、安定したコロナと経済対策でしょう。

 そして、その二つの本質が「第三次世界大戦」だとすれば、その裏で現実的(現代的・未来的)かつ堅実な防衛力と外交力を高める必要があるのは当然です。

 とはいえ、政局は政局。皆さんがおっしゃるとおり衆議院議員選挙前ということもあって、それぞれの議員さんの思惑は自己保身に向かうでしょう。その中で裏切りもあるでしょうね。生き残りをかけた戦国時代ですよ。

 そのあたりについて、中田敦彦さんが面白く解説してくれています。そういえば、これで中田さんの結婚にも関係してたんだっけ。たしかにキングメーカーですね、私は(笑)。

 

 

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2021.09.13

火山の冬は来るのか

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  日は、昨日録画したウルトラセブン「零下140度の対決」を観ました。

 シリーズの中でも名作の一つの数えられる作品です。

 ウルトラセブンの活躍はほとんどなく、地球防衛軍やカプセル怪獣ミクラスの極限での頑張りが目立つストーリーでした。実際、寒冷化を起こした張本人のポール星人に、セブンはダメ出しされてしまいますし。

 極寒の中、破壊された原子炉を修理するシーンは、福島第一原発はもとより、太平洋戦争での日本軍の無茶な作戦を思わせるところもありました。なかなか深い人間ドラマ、そして日本文化論になっていますね。

 あらすじはこちらの動画でご確認ください。大量の雪を作ったり、最後は霧ヶ峰でロケをしたり、ウルトラホークや怪獣ガンダーの操演も気合いが入っています。すごい時代でしたね。ちなみに脚本の金城哲夫さんが一瞬の演技で出演しています。

 さてさて、零下140度はまあ行き過ぎとして、人類にとって「寒冷期」「氷河期」というのは、案外普通の時代でした。そして、その時代にこそ、私たち人類は生物的にも文化的にも進化を遂げたと言われています。

 最近、こんな記事を読みました。

人口を10分の1に減少させた超巨大火山、いまも危険な状態にある

 いわゆる「トバ・カタストロフ」ですね。7万年前のトバ火山の噴火規模はカテゴリー8。ちょっと前に紹介した白頭山や十和田の火山爆発指数は7ですから、それ以上の地球史上最大の噴火の一つなのです(ほかには北米のイエローストーンなど)。

 トバ火山の噴出物よって地球の気温は5度下がったと言われています。その中で、それまでの生物の大半は死滅し、生き残ったのが現在の地球上の生物の直接の祖先となります。ホモ類ではネアンデルタール人とヒトが生き残りました。

 地球の温暖化が叫ばれて久しくなります。カーボンフリーなんていう言葉もよく耳にしますね。

 温暖化はある程度予測でき、またコントロールや対処が可能ですが、火山の噴火や隕石の落下による寒冷化は突然、大規模に起きます。人間の都合は関係ありません。

 上の記事にあるとおり、近い将来、カテゴリー8の噴火が起きる可能性もありますし、7であれば明日にでも起きておかしくありません。

 人類の進化といえば、歴史上ウイルスもそのきっかけを作ってくれましたが、こうして火山や隕石もまたその働きをしてくれます。

 ウイルスも噴火も、近視眼的人間にとっては「災害」ということなりますが、実はそれらのおかげで今の私たちがいるということであり、それを知っていたのか、日本では「荒魂」も排除せず、「和魂」とともにしっかり祀ってきたのでした。

 ウイルスも「物の怪」として畏怖されてきたわけで、今こそそうした考え方、感じ方を、日本人は思い出してもいいのではないでしょうか。

 はたして火山の冬は来るのか。その答えは決まっています。「いつか100%来ます」。

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2021.09.12

『若者のすべて』が教科書に!

 昨日、KANSASのライヴをおススメしましたが、そういえば10年前にKANSASとフジファブリック(志村正彦くん)の類似性について書きました。

 その記事を今見ると動画が消えてしまっているので再掲しますね。ちょっと長いのですが、今日のテーマにつながっていきますので。

(2011.02.21)

 地平線を越えて(Live at 両国国技館…これ行ったなあ…)

 日、「プログレ」の話が出ましたね。私の音楽のルーツの一つは間違いなくプログレです。そう言えば私、一時期「プログレッシヴ・バロック」という古楽バンドやってましたっけ。ま、それほどそういう世界が好きだということです。
 プログレというのは面白いもので、本来アンチクラシック音楽(近代西洋芸術音楽)、民俗音楽回帰というところから始まったはずのロックが、「芸術性」すなわち「複雑さ」「構築美」(最初の変換が「好乳首」になってしまった…爆笑)を求めるという、ものすごい自己矛盾の上に成り立っているんですよね。
 ま、一絡げには言えませんけれど、いろいろな国にそれぞれの民俗音楽と芸術音楽があって、それらをそれぞれの国のロック・ミュージシャンたちが、なんとか融合しようと頑張った時代があったわけです。
 その結果、だいたいがまた新しい矛盾に遭遇することになりました。それは「難解さ」が生む「非大衆性」です。本来大衆音楽であったはずのロックがどんどん難しくなっていって、一度聴いても分からないような方向に行ってしまった。
 日本のプログレもそうだったんです。それはそれでマニアックなジャンルとして魅力的でしたがね。しかし、なかなか商売にはならなかった。自己矛盾は自己矛盾のままだった。
 私も、自分自身がそういう音楽を求めていた時もありますから、この分野に関してはかなりうるさい方だと思いますが、上記のいろいろな事情を考慮した上でですね、フジファブリックの「地平線を越えて」はすごい曲だと思います。
 つまり、そうした自己矛盾を見事に昇華しているということです。8分の12の複合拍子を基本に、変拍子やポリリズムなどを含むことや、また、特殊な転調や先の読めない展開、メロディーではなくパッセージ(リフ)の積み重ねなど、いわゆるプログレの王道をしっかり押さえつつ、メロディー的には日本古来の四七抜きと西洋音階を巧みに混合し、加えて、日本語の譜割りが実にお見事。開音節構造から生まれる単調なシラブルを羅列することによって、音楽的なポリリズムを意図的に無意味化しているところがあります(なんて、いかにもプログレな分析、解説でしょ?)。
 私は、この曲を初めて聴いた時、この志村正彦という男はいったい何者だと思いましたよ。こんな若者がいるのか!これは天才だ。その時は、まさか彼が富士吉田の青年だとは思いもよりませんでした。
 そして、この曲を聴いて、音作り的にはイエスなども想起されましたが、なにより私の印象と重なったのは、アメリカン・プログレの雄、カンサスのこの曲です。「ポートレイト」。
 ELOと並んで、私にヴァイオリンを始めさせたバンドの一つが、このカンサスです。中一の時、こんなのを盛んに聴いていたんですからね、ずいぶんとませたガキでした。てか、みんなこういうの聴いてましたよ、あの時代は。

 

 

 さて、ここからどんな話になりますかと言うと、志村正彦作品「若者のすべて」が音楽の教科書に!という話です。

NHKのニュース

 「若者のすべて」。言うまでもなく志村正彦くんの代表作です。彼亡き後も含めてフジファブリックの代表作と言っていい。

 もちろん志村くんも喜んでいることでしょう。しかし、一方で「若者のすべて」を「代表作」とされることにはどうでしょうか。

 そう、KANSASですと、彼らが得意とする難解なプログレ作品ではなく、美しいバラード「Dust In The Wind(すべては風の中に)」が最も有名な作品となりました。

 

 

 そういうことってよくありますよね。一番売れた曲が「らしくない」ということ。

 フジファブリックの「若者のすべて」もそういう曲だと言えましょうか。

 もちろん、とんでもない名曲なわけですし、当時初めて聴いた時もちゃんと「志村正彦らしい!」と思ったのですが、たとえば最近の若者がこの曲からフジに入って、その他の「(いい意味で)変態的な曲」を聴いたら、ちょっとビックリするかもしれませんね。彼(彼ら)にしてはシンプルな楽曲ですし、歌詞も妙にピュアです。

 旧作から、志村くん最後のアルバムになった「クロニクル」まで変わらず底流する、志村くんらしい抒情性と表現することもできますし、アレンジのちょっとした「面白さ」も彼ららしいと言えますが、やはりどこか屹立した異彩を放っていることもたしかです。

 これって天才によくある「あれ」でしょうか。亡くなる直前も、あまりに「降りて」きすぎて、器たる彼は眠れなかったと。それを書き留めた付箋が壁中に貼ってあったと。

 あの頃の志村くんは、すっかり地平線も自我も越えてしまっていたということでしょうか。そして故郷に一度帰ってきて、そして永遠の旅に出てしまった。

 いずれにせよ、彼の「代表作」が、高校の音楽の教科書に掲載されることになりました。これは本当にすごいことです。

20210913-124625 教育芸術社のMOUSAに掲載されるポピュラー作品の一覧を見てみましょう。

 なかなかマニアックな選曲ですよね(笑)。

 「若者のすべて」は2000年代の代表作品として選ばれたとのこと。

 志村正彦が、服部良一、いずみたく、村井邦彦、山下達郎、織田哲郎らと肩を並べたというのは、純粋に嬉しいですし、とんでもないことだと思います。よく見れば、加藤和彦、甲本ヒロトもいるではないか!米津もたしかに新しいソングライター形ですかね。

 いろいろ小難しいこと書いてきましたが、とにかく、志村くん!おめでとう!ですね。

 なにしろ学校で教えられるのですから。バッハやモーツァルトや八橋検校と並んで!

 さあ、あらためてこの時代を飾る名曲を聴いてみましょう!

 

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2021.09.11

Kansas - Live in Atlanta 2002

 

 日のABBAは40年ぶりに復活しますが、オリジナル・メンバーが亡くなってしまって、それが叶わないバンドの一つ「カンサス」。

 もう2ヶ月近く前になってしまいますが、私の人生を変えたロック・ヴァイオリニストの一人、ロビー・スタインハートが71歳で亡くなってしまいました。

 アメリカン・プログレという絶妙というか微妙な位置が、なんとも当時(中学生)の私好みだったカンサス。分かりやすさと分かりにくさ、田舎と都会のバランスということで言えば、先日紹介したバロック時代のブクステフーデに近いかもしれません。

 このライヴはオリジナル・メンバーによるリユニオン。このあと、再び解散ということになってしまいますが、およそ20年ぶりの再集合とは思えないほどのクオリティーの高さです。

 もともと腕達者ぞろいのバンドであり、その複雑な楽曲を完璧にライヴ演奏するというのも売りでした。

 楽器だけではなく、歌がうまい人がたくさんいる。スタインハートも正直ヴァイオリンよりヴォーカルの方がうまかった…かも。

 とはいえ、70年代、80年代のライヴでのスタインハートのヴァイオリンよりも、この21世紀の演奏の方がずっと安心して聴いていられますね。

 とにかく、今、私がバロック・ヴァイオリンを弾いているのは、スタインハートさんのロック・ヴァイオリンのおかげなのでした。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

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2021.09.10

ABBA 『That's Me』

 40年ぶりにニューアルバムがリリースされるABBA。まんま世代のオジサンにとっては、この世知辛い時代の中、この上ないプレゼントであります。

 このブログでも、日本版ABBAである「サーカス」の「今」については何度か書いてきました。アルファレコード関係もありまして。

 一方、本家については案外書いていませんでした。娘たちも含めて家族みんなABBAの大ファンなんですけどね。

 さきがけて発表された新曲2曲の日本語訳詞付き動画を貼っておきます。両曲とも素晴らしい。アルバム、期待大です。

 

 

 

 さてさて、せっかくですので、かつてのABBAの楽曲のイチオシをおススメしておきましょう。この曲ご存知ですか?

 世界一般には「ダンシング・クイーン」のB面として知られています。日本では「ダンシング・クイーン」のあとにシングルA面として発売されました。

 それほどヒットしたわけではありませんが、なんというかポップスの王道中の王道、これでもかというコード進行(プチ転調の連続)が心地よい。こういう北欧的なコテコテポップセンスが、日本の歌謡曲的であり、私たちの心の琴線を震わせる部分ですね。うん、いい曲だ。

 

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2021.09.09

重陽の節句

 日は9月9日。重陽の節句です。陽が重なるのですから、とってもいい日です。

 いい日なのですが、個人的には公私ともに忙しく、なかなか時間が取れません。

 ですので、今日は「重陽の節句」について、羽賀ヒカルさんにご説明願いましょう。私が言いたいことはだいたい言ってくれています。ありがとうございます。

 どうぞ御覧ください。お聞きください。

 

 

 

 

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2021.09.08

ドコモ HOME 5G (5G対応ホームルーターHR01)

Th_docomohome5g001 士山の我が家のインターネット環境は非常に悪かった。いまだにADSLでしたし、それも年々速度が落ち(下り1Mbps、上り0.1Mbps!)、ほとんど嫌がらせ(光回線にしろということ?)を受けているような状況でした。

 しまいには固定電話の調子まで悪くなり、ここ1ヶ月ほどは通話ができない状況でしたので、先日回線ともどもADSLを解約しました。

 で、光回線にしたかというと、工事とか面倒くさいですし、近所の人に聞くとそれほど速度も出ないということなので、思い切って最近発売されたdocomoのHOME5Gを導入しました。

 もちろんここでは5Gではなく4G。それも受信時速度225Mbps~37.5Mbpsの地域。まあ、それでも現状よりはかなり改善されるであろうと予測していました。

Th_-20210910-84147 結果、下りは安定して100Mbpsくらい出ています。つまり、ちょっと前より100倍速いということで(笑)。上りはそれほど早くありませんが、それでも今までより100倍くらい速い(笑)。実用上問題ない速度ですね。

 比較的近くにdocomoの基地局があり、また、この辺りは人口密度が低く、回線が混み合うということもありません。ようやく普通の環境になりましたな(笑)。

 今のところ通信も安定していますし、快適に過ごしております。家族のストレスもかなり低減され、結果平和度が増しました(笑)。そりゃそうだよな。いくら我が家は不便を楽しむ文化があるとはいえ、今やライフラインとなったインターネットが時々止まるようじゃイライラする。

 ここに5Gの電波が飛ぶようになるのは、おそらく10年後くらいだと思います。その頃には都会は7Gとかになってるのでしょう。

 料金体系もシンプル。縛りもなく、今なら機器は実質0円ですからおススメですよ。他社も対抗してくると思いますが、やはり将来的にもNTTドコモの「余裕」はいろいろな面で有利だと思います。

公式

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2021.09.07

ブクステフーデのシャコンヌ・パッサカリア

 

 日の大バッハが尊敬していた先輩、ブクステフーデ。フリードリヒ大王からすれば、それこそ古臭い音楽であったと思いますが、私からしますと、どこかバッハよりも新しささえ感じさせる音楽です。

 このアルバムは14年前にこちらで紹介しておりますが、YouTubeで聴くことができるような時代になりましたので改めて紹介します。

 14年前にも書いていますとおり、これこそ400年後の日本の私が最も好きなタイプの音楽です。なんなんでしょうね、これは。理屈では説明できません。前世はプロイセンの人だったのかな(笑)。

 演奏しているバンドの名前にもなっている「スティルス・ファンタスティクス(幻想様式)」が好きなのでしょう。つまり、バッハほど型にはまらない自由な即興性というか、どこか懐かしい、ちょっとお酒が入った時の歌のような感じ(?)のメロディーが魅力的なのでしょう。

 このアルバムではシャコンヌやパッサカリアといった輪廻する低音(循環バス)の曲が取り上げられていることですが、その定型の上に展開する伸び伸びとした旋律がやはり良いのです。

 ここではオルガン作品として有名なシャコンヌやパッサカリアが、室内楽版に編曲されて演奏されており、よりその歌心が際立つようになっています。

 この録音では取り上げられませんでしたが、私がブクステフーデの作品の中でも特に好きな「シャコンヌ」をオマケに貼っておきましょう。ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ変ロ長調の冒頭楽章です。

 大学の時、この演奏を初めて聴いた時の衝撃は忘れられません。

 

 

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2021.09.06

バッハ 『「音楽の捧げもの」より6声のリチェルカーレ』

 

 位法時代が終わりを告げようとしていた頃、あえてその極致を当時最新の楽器であったフォルテピアノで即興演奏した大バッハ。

 フリードリヒ大王が提示した「意地悪な」主題。なにしろ、B♭以外の音は全て含まれるという、ある意味気持ちわるく、また和声的に料理しにくいテーマですから。

 それを元に、バッハはジルバーマンのフォルテピアノにて(おそらく)3声のフーガを即興演奏しました。それがのちに献呈楽譜に含まれる「3声のリチェルカーレ」の原型でしょう。

 王は3声の出来栄えに驚嘆し、さらに意地悪に「6声」のフーガを即興演奏せよと命じたと伝えられています。バッハはそれはさすがに無理として、のちにこの6声のリチェルカーレを作曲して献呈したと。

 私の直観ですが、どうもこの話は怪しいような気がします。バッハのことですから、6声でも即興できたことでしょう。

 おそらく王は3声ですでに満足したのではないでしょうか。それを見て、もっとできますよ的な感じでのちに作曲して献呈したのではないでしょうか。

 この6声のリチェルカーレは鍵盤楽器用の二段譜ではなく、各声部別々に記譜されています。しかし、実際には一人で演奏できるというのも、ある意味王を驚かせる仕掛けだったのではないでしょうか。実際バッハが御前演奏したのでしょうから。

 リチェルカーレとは、フーガ以前の対位法的様式を表す言葉だそうです。あえてそうした古臭い単語を使いつつ、しかし実は折句(縦読み?)になっているというのも面白い。

Regis

Iussu

Cantio

Et

Reliqua

Canonica

Arte

Resoluta

 これはラテン語で「王の命令による楽曲、およびカノン技法で解決せられるほかの楽曲」という意味になるとのことです。

 こんなところにも、バッハの洒落っ気…いや、一種挑戦的な姿勢が感じられますね。

 フリードリヒ大王は、バッハの次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハに音楽を習っていました。エマヌエル・バッハは、父の才能を継いだ天才肌の作曲家でしたが、その作曲様式は父からかけ離れ、当時の最先端を行くものでした。

 そんなこともあって、老バッハの、時代の流れに抗う気持ちというか、ほとんど意地のようなものを感じさせますね。

 今でも40年前のシティ・ポップがリバイバルするくらいですから、まあ当時も古臭いけれど逆に新しく聴こえるなんてこともあったことでしょう。

 まあ、とにかく、新しい音楽は息子たちに任せたということなのでしょう。

 もう一つ、あえて言うなら、この大王の「意地悪な」テーマのおかげで斬新な和声が生まれ、それがのちの古典派やロマン派につながっているという皮肉もあります。たしかにもうバロックではないですね、これは。21世紀の音楽にも聴こえてしまう。

 と、そんな当時の空気を想像しながら聴くと、またこの曲は趣深い。時代を超えた名曲です。

 

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2021.09.05

パラリンピック閉会式

Th_unknown_20210907130201 ラリンピック閉会式にて「TOKYO 2020」が2021年の今日終わりました。

 1940年の東京オリンピックのように中止にはなりませんでしたが、まさかの1年延期。いろいろな意味でオリンピック史上に残る大会となりました。

 様々な問題を抱えたまま始まってしまったオリンピック開会式。それに比べてこのパラリンピック閉会式はそれら問題や競技での感動をも「多様性」の中に取り込み、見事な「調和」の中に大団円を現出しました。

 そういう意味では、実に「後味の良い」大会となりましたね。終わり良ければ…ではありませんが、このパラ閉会式の持つ責務は、私たちが考えている以上に重かったと思います。

 終わりは始まり。「未来への継承」という意味においても、見事なセレモニーになっていたと感じました。

 この素晴らしい閉会式の総合ディレクターを担当したのは小橋賢児くん。

 こちらに書きましたように、彼とは昨年12月に一緒に食事をしまして、直接彼の過去と現在と未来についてお話をうかがいました。

 上記の記事では「来年は一緒に何かできるかもしれません」などと寝ぼけたことを書いていますね。いや、実は…ないない(笑)。

 彼の得意とする花火やプロジェクション・マッピングといった光の技術やセンスはもちろん、誰に対しても愛と敬意を持つことを忘れない彼のパーソナリティが、見事に歴史に残る数々のシーンを演出してくれました。

 素晴らしい仕事をしてくれましたね。次にお会いする時には、心より感謝を申し上げたいと思います。

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2021.09.04

『かぐや姫』 田中喜次監督作品(昭和10年)

 

 谷英二撮影の幻の作品、今日85年ぶりに上映される「かぐや姫」。残念ながらチケットが取れず今回は観ることが叶いませんでした。

 田中喜次は教育映画や初期のアニメ映画で活躍した人。この映画はイギリスの日本協会からの委託で製作されたとのことです。

 円谷や田中の作品という意味でも興味深いのですが、私としては宮城道雄の音楽に興味がありますね。クレジットでは「Music Composed by…」となっているので、作曲が宮城道雄ということですね。

 オーケストレーションは誰でしょうか。時代的には下総皖一かなあ。宮城は昭和10年当時、東京音楽学校の講師。下総は助教授でした。

 今日はたまたま上野の東博で要人にお会いする用事があり、藝大に通う娘のところに来ているのですが、旧奏楽堂や谷中霊園の宮城道雄のお墓などを巡るにつけ、その当時の日本音楽界、特に作曲界の活気を感じることができました。

 この映画での宮城の音楽からも分かるとおり、西洋音楽を巧みに取り入れつつ、日本の音楽を充実させていく姿勢は、まさに聖徳太子の「和」の精神そのものですね。

 実際、開国し和魂洋才を目指し、国際化した当時の日本人にとって、聖徳太子というのはまさに心の支えでありました。明治天皇を聖徳太子になぞらえることもありましたし。

 今日もその要人の方や東博の研究員の方とも話ましたけれど、戦後の聖徳太子軽視の傾向はついに極まって、聖徳太子不在論、さらには教科書からその名を消すという動きまで出ていることは憂慮すべきことです。

 そんなこと言ったら、西方の厩戸皇子たるキリストも否定しなければなりませんよね。まったくぅ。

 …と、話がそれてしまいましたが、それこそほとんど無視され否定されている戦前の文化の正しい評価、復興というのもそろそろ始めねばなりませんね。この「かぐや姫」も早く観てみたい。

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2021.09.03

日本元気プロジェクト2021 世界遺産ランウェイ in 富士山(富士吉田) - FASHION MOVIE

 

 慣れた富士吉田の街がこんなふうに見えるようになるとは。

 昨年亡くなった山本寛斎さんの遺産「日本元気プロジェクト」。

 グローバルに活躍した寛斎さんは、誰よりも日本を愛していました。

 真の愛国者こそ真のグローバリスト…これは仲小路彰の理念であり、たとえば世界的ソプラノ歌手三浦環はそれを標榜し、実践した人でした。

 寛斎さんは加藤登紀子さんとも同じ事務所で仲良しでしたから、当然、仲小路彰のことを知っていたはずです(加藤登紀子さんの旦那さん藤本敏夫さんは仲小路フリークでしたし、加藤さん自身も仲小路の歌曲を歌っています)。

 そういう意味では、この富士北麓で寛斎さんの思いを爆発させたこのムービー、それこそ寛斎さんが最も喜んでいるかもしれません。

 縄文から昭和・平成に至るまで、様々なレイヤーの「遺産(遺跡)」が詰まっている富士吉田。もしかすると、こうして「未来のファッション」を花開かせることによって蘇るかもしれませんね。そんな予感がしました。

 メイキング・ドキュメンタリーも実に興味深い内容です。若い皆さんのコンセプト、思いが、私の知っている「能装束」の世界観に似ているので驚きました。ぜひご覧ください。特に富士吉田の皆さん!

 

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2021.09.02

ダークサイドミステリー 「なぜ人は陰謀論にハマるのか?イルミナティとアメリカ」(NHK)

Th_unknown_20210903140301 日の話の続きで言いますと、私は人工地震によって富士山を噴火させる張本人なんだそうです(笑)。

 陰謀論者なんてそんな程度の人たちです(陰謀論者の皆さん、スミマセン)。

 今日のNHKダークサイドミステリーによれば、私は、陰のそして悪の巨大権力者ということになりますね。なんでバレてるんだ?ww

 実はかく言う私も陰謀論者です。自分の想定外のモノは、実は見えない意志による謀りコトであると考えています。

 ただ、一般的な陰謀論者の皆さんと違うのは、私が「陰の巨大権力者」を感じるのは、予想外に「良いこと」が起きた時なのです!

 つまり、想定外の慶事に見舞われた時、神様なのか仏様なのか、あるいはもっと身近なところで言うと亡くなった方々(猫含む)のおかげだと思うわけです。

 正直、悪の陰謀は、こうして様々語られている時点で、すでに「陰謀」ではありません。

 ですから、本当の陰謀とは、誰も語らない「良き陰謀」なのです。おわかりになりますでしょうか。これは大切な真実です。

 というわけで、私は「良き陰謀」に乗っかりながら生きていきたいと思っております。

 ちなみに、気がついていないという意味で「陰謀」になってしまっているのは、コミンテルンの策謀ですね。彼らのそれは、長期間にわたって静かに進行しますので、結果として「陰謀」となってしまうのです。私にとっては、それらは陰謀ではなく単なる謀(はかりごと)なのです。

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2021.09.01

防災の日にちなんで…貞観の富士山噴火

Th_-20210902-110559

 日は防災の日。私にとって最も身近な災害は富士山噴火です。

 特に青木ヶ原樹海に隣接する地域に住んでいる者として、常にその莫大なエネルギーを感じることができるのは、およそ1200年前の貞観の噴火ですね。

 まずは、貞観の噴火に始まる東日本の大活動期について復習してみましょう。

864年貞観の富士山噴火→869年貞観の三陸沖地震(津波)→887年仁和の東海・東南海・南海連動型地震→888年八ヶ岳水蒸気爆発?&山体崩壊→915年十和田大噴火(日本史上最大規模)

 およそ50年の間にこのような災害が発生しました。10年前に東日本大震災を体験した私たちは、今まさにこうした活動期の真っ只中にいることを忘れてはいけません。たった10年しか経っていないのですから。

 8月20日に富士山が噴火する…という謎のウワサが広まりましたが、何事もありませんでした。ちなみに予言の出どころとなったのは「たつき諒」さんのマンガですが、ツイッターに現れたその偽物さんに、私もフォローされておりました(笑)。やっぱり富士山関係だったのでしょうかね。

 ただ、ここのところ富士山のラドン濃度の乱高下がありまして、多少なんらかの動きがあるように感じられます。もちろん、それは日常的な富士山の通常の活動の範囲内であり、それほど心配してはおりません。

 私は自衛的にラドン濃度の計測をしているわけですが、正直それで噴火の兆候をつかめるのかは分かりません。ただ、何もしないよりは、毎日の検温やご機嫌伺い程度であっても、やっておいた方がいいかなと。

Th_img_7960 さてさて、今日は、そんな貞観の噴火のエネルギーを伝える「鳴沢コウモリ穴」に久々に潜ってきました。

 西湖のコウモリ穴が有名ですが、あそこはすっかり観光地化してしまい、面白くなくなってしまいました(かつては洞内で道に迷ってしまったことがあった)。鳴沢のコウモリ穴も、すぐ南側に大きな工場ができてしまい、そのために奥部で崩落があったと聞いていますが、それでもまだ1200年前の姿をとどめています。

 この洞穴は剗の海を埋めた長尾山溶岩の東端に位置しています。青木ヶ原樹海の東端でもあります。周辺には溶岩樹型や溶岩スパイラクル群などもあって、貞観の噴火を体感するには絶好のロケーションですよ。ぜひ我が鳴沢村においでください。

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