Edifier『Bluetooth アクティブ ブックシェルフスピーカー R1280DB』
予想をはるかに上回る高音質。
う〜ん、おそるべし中国製。1万円ちょっとでこの音と質感はなあ…昔の日本のようです。
娘たちがいつもイヤホンや小さなモバイルスピーカーで音楽を聴いているのを見て、本当の音(音場)はそんなんじゃないのにな…と思い、セパレートのエンクロージャーを持った「昔のスピーカー」の世界を感じてもらいたく購入しました。
とはいえ、「昔のスピーカー」のような大型のエンクロージャーと大口径ユニットを持つものは、今やマニア向けの超高級品しかないような状況。
そのかわり、アンプ内蔵の小型のブックシェルフ型スピーカーの性能は驚異的に向上していました。
この「エディファイア」という中国の会社、実はもう25年の歴史を持っています。それこそ日本のオーディオの技術、志、執念のようなものを受け継いだメーカーとも言えます。
開発力も非常に高いし、デザインセンスや細部の質感の高さも、かつての日本のメーカーのそれを彷彿とさせますね。
日本人としてはなんとなく淋しい気もしますが、まあ、日本もそうやって欧米の技術や理念を受け継ぎ、またある意味奪い取った時期も長かったわけで、因果応報というか、地球的観点からすれば正しい文化継承の形とも言えます。だから、喜ぶべきことなのかもしれません。
というわけで、娘たちの驚きもまた予想以上でして、今まで聴いてきた様々なジャンルの好きな音楽たちが、全く違って聴こえることに大興奮で、何時間も涙を流し続けておりました。
音場とか定位とかいう世界を初めて経験したのでしょう。女子ですから、まあ「沼」にははまらないでしょうが(笑)。
デジタル・ネイティブの若者たちは、みんなこんな感じなのでしょうね。私たち世代の音楽体験とは明らかに違う世界に生きています。
と言いつつ、実は私も最近は小型のスピーカーやカーオーディオで音楽を聴いてばかりだったので、なんか久しぶりに懐かしい感動を味わっていたのでした。
いろいろな世代に、このスピーカーはおススメです。
Amazon Edifier R1280DB
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