ウルトラQ 『2020年の挑戦』
今日、NHKで4K版が放送されました。35mmフィルム(モノクロ)の情報量の多さに改めて驚かされました。
本放送は1966年。私はまだ2歳になっていなかったので、おそらく見ていません。
当時からすると「2020年」は本当に「未来」だったのでしょうね。
金城哲夫の脚本、特技含めた全体の編集、ミニチュア、そして山梨県は西桂町出身の高山良策の造作となるケムール人の存在感が素晴らしい。
こうして当時の「未来」が「過去」になってしまった2021年、ケムール人ならぬ地球人の「挑戦」は、コロナとの戦い、そしてオリンピックの開催。
「AKIRA」などと同様、あの頃の「未来」をこういう形で迎え、その予測や予言が当ったり当たらなかったり、そういう検証ができるのは面白いですね。やっぱり、あの頃の人たち(自分も含めて)の意志や直観が未来を作っているということですね。
製作は1966年ですから、前の東京オリンピックから2年ですね。日本はイケイケドンドンの高度経済成長を本格化していきます。
医療の発達により500歳の寿命を得たというケムール人には、当然未来の人類が重ねられたことでしょう。経済成長が50年続けば、もしかすると私たち人類はケムール人になっていたかもしれません。
さあ、今の私たちはどんな50年後を作るのでしょうか。
ケムール人のこの走り方、真似しましたね(笑)。スーツアクターはのちにウルトラマンの中身となる古谷敏さんです。
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