シローさん帰幽のご報告
我が家に降臨し、様々な奇跡を起こしてくれた神猫シローさんが、本日18時ごろ天に召されました。
元々猫エイズと皮膚がんを患っておりましたが、3日ほど前から終活を始め、食事も水もほとんど取らず、それでも元気で昨日も最後の散歩(巡視)をしておりました。
今日は朝からお気に入りの場所でずっと寝ておりましたが、大きな声で鳴いたので行ってみると、頭をもたげてこちらを見てもうひと鳴き。そして、後ろ脚を走るように動かしながら、天に帰っていきました。
本当に本当に猫とは思えない崇高な存在でしたが、最期もお見事でありました。立派すぎました。
シローさんが我が家に現れたのは、9年前の2012年の夏。
当時の記事がこちらにあります。この頃はたまに遊びに来るノラ猫でした。
そして、シローさんが我が家の家猫になったのは、そう、忘れもしない2014年の記録的な大雪災害の日のことです。
当時、私のツイッターがシローさんのおかげでバズりまして、今でもいくつかのまとめ記事が残っております。
その後は増え続ける我が家の保護猫を、本当に一匹一匹しっかり教育してくれまして、おかげさまで本当に我が家の猫コロニーは平和でお行儀が良い。
その後もいろいろな方に可愛がってもらいました。わざわざシローさんに会うために遠方からいらっしゃる方も。
当時のファーストレディーもそのお一人でした。
シローさんが我が家に来てからというもの、本当に我が家には幸運が連続しました。まさに福招き猫。感謝しかありません。
シローさんは我が家の猫になった時には、すでに動物病院で「かなりのお歳ですね。満身創痍ですし」と言われていましたが、それから7年以上、表面的にはすこぶる元気でありましたが、歳とともに持病は悪化の一途をたどっておりました。
ただ、シローさんの従容たる態度に、私たちは特に治療は施さずにまいりました。そこにいろいろな意見があるかと思いますが、あくまでも自然体で全てを受け入れ、そして自らしっかり心身の準備をして最期を迎えたその様子を見て、これで良かったのかなと感じております。
亡くなったあと、夜、玄関の人感センサーライトが何度もついたり、しまいには誰もいない部屋の掃除機が突然動き出したり、不思議な現象が続きました。しかし、今は異様なほどに静かになりました。ちょっと淋しい気持ちになります。
シローさん、本当に今までありがとうございました。これからも天から私たちを見守っていてください。
そう思ってふと窓から空を見上げると、ちょっぴりミルクティー色がかった、シローさんのような満月が輝いていました。
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