二・二六事件の政治経済的背景と現代的意味(オープンフォーラム近現代史研究会)
熱海伊豆山の災害。やはり人災の一面もあるようです。日本中そういう場所はたくさんあると思います。救助活動が進むことを祈ります。
現場のすぐ近くには、伊豆山神社、興亜観音のほかにも、私たち夫婦にとって忘れられない場所があります。
すなわち、河野壽大尉自決の地です。河野大尉、二・二六事件の青年将校です。
そこで思い出したように、この動画を見ました。二・二六事件の研究といえば筒井清忠先生です。前編では筒井先生が二・二六事件の概要について上手に説明してくれています。河野壽大尉については、ほとんど語られていませんが、資料の行動開始の①にあたります。湯河原の光風荘事件です。
後編では、御厨貴先生と谷垣禎一元自民党総裁による鼎談と質疑応答。これも面白かった。光風荘の話も最後に出てきます。
あのNHKの「全貌 二・二六事件 ~最高機密文書で迫る~ 完全版」について、すさまじいダメ出しをしているのには驚きました。専門家からするとそういう感想なんですね。
なるほど、仲小路彰の文献群なんか歴史学会では扱えないというのも分かるような気がする。なにしろ、あの番組での「最高機密文書」にも仲小路が関わっているのですから(たぶん)。
そして今、私は静岡市の実家にいるのですが、このフォーラムで名前が出てくる安藤輝三と大杉栄の二人のお墓が、この町内にあるというのも、まあなんか個人的には不思議すぎる因縁を感じるのでした。
なお、このフォーラムで映像資料とされた「叛乱」についても、以前このブログに書いています(こちら)。筒井先生も高く評価し、資料にするほどの名作なのですね。この映画についても、ちょっとした発見がありましたので、明日にでも書きます。
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