『叛乱! 二・二六事件』 原作 久保田千太郎/作画 貝塚ひろし
昨日のフォーラムでも、平成になって二・二六事件に対する世の中の興味が薄れたとの指摘がありましたね。
それはそうです。もう80年以上経ってしまったわけですから。
私も正直ほとんどその内容を知りませんでした。つい最近まで。なんとなくのイメージしかなかった。
しかし、今から6年前のあの日から、私たち夫婦は突然時空を超えて二・二六事件の只中に引き込まれてしまいした。
そして、2年前のこのニュースで一つの結末を迎えることになりました。その恐るべき、信じられないような過程については、いつか私が一冊の本を書かねばならないと思っています。小説にしても出来すぎた内容になってしまいますが、あくまでノンフィクションととして書きたい。
さて、そのように「今」にも大きくつながる二・二六事件そのものを伝える作品としては、昨日のフォーラムで映画マニアの筒井先生が絶賛されていた「叛乱」が最も優れたものです。
そして今日紹介するこちらのマンガもなかなか素晴らしい。何度本を読んでも、映画を観ても、頭の悪い私にはなかなか覚えられない詳細部分も、これを見返すことによって常に確認できます。
マンガとはいえ、あまりエモーショナルに脚色されておらず、ある意味淡々と歴史的事実を伝えてくれています。それがいいのですね。
今、KindleのUnlimitedで無料で読めますので、興味のある方はぜひどうぞ。
久保田千太郎さんは、多くの歴史マンガの原作を手掛けている方。そして、作画の貝塚ひろしさんは、あの「ど根性ガエル」の「ひろし」の名前のモデルになった方。つまり、吉沢やすみさんの師匠ですね。
あらためて、マンガの力を感じた作品でした。
Amazon 叛乱!二・二六事件(上) (下)
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