『土偶を読む―130年間解かれなかった縄文神話の謎』 竹倉史人 (晶文社)
これまた素晴らしい出会いでした。
今ベストセラーになり、世間を騒がせている「土偶を読む」の筆者、竹倉史人さんとたっぷりお話する機会をいただきました。
昨日の夜の講演も面白すぎ、また勉強になりまくりましたが、今日の朝から夕方までの交流タイムが楽しすぎました。とても、とてもその内容はここには書けません。あぶなすぎる(笑)。
この本を読んだ時、竹倉さんにならできる話がたくさんあるなと予感したのですが、それは大正解でした。彼の人生の遍歴、そして「土偶を読む」ことになってしまったいきさつ、さらに「土偶が読めてしまった」その先にあるモノの「本質」。思ったとおりでした。
この本で語られている内容は、まさに常識を覆す画期的なコトですが、彼自身もそこに満足することもなく、またそこに留まるつもりもないように、そのずっと未来にあるモノへの予感こそを、この本の読後に感ずるべきです。
ですから、旧来の学会や土偶マニアからのバッシングもどこ吹く風。そんなコトは本質ではないからです。
そう、一般の人は、物に込められた事を追究するわけじゃないですか。(僭越ながら)私や竹倉さんは、コト(作品)に込められたモノ(霊・魂)を追究するのです。だから、あまりにステージが違っていて、戦いにすらならない。先方のパンチは虚しく空を切るだけです。
竹倉さんは、時の流れの上流を向いていて、太古の縄文人が土偶を通じて上流に投じたでっかい「夢」「妄想」が流れてくるのをキャッチしてしまったのです。そういうお役目を誰かから授かったのでしょうね。
この本が売れて、その内容に共感したり、ワクワクしたりする人がたくさんいること、それがこういう閉塞感あふれるコロナの時代に現出したことに、私はある種の救いを感じます。うん、全ては縄文人が仕組んだとおりに動いている…いや、その縄文人こそ、大きな「モノ」…たとえば大物主神とか大物忌神とか?…に動かされたのかもしれませんね。
近々、竹倉さんは富士北麓にいらっしゃることになるでしょう。そして、そこで出会うモノは…楽しみですね!お待ちしております!
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