『戒厳令』 別役実脚本・吉田喜重監督作品
今年もこの日がやってきました。今日は二・二六事件で多くの青年将校たちが処刑された日。
私たち夫婦と二・二六事件のことについては、一部の方にはその詳細をお伝えしていますが、なかなかこのブログに書いて公開はできずにおります。少しほのめかしているだけですね、いつも。スミマセン。
そろそろ一つの作品として残そうかなと思っています。どなたかに映画化してもらいたいなあ…。あまりにすごい話なのです。
今日はそんな二・二六事件にも関わる映画を一本紹介しましょう。
そうそう、これもまた不思議な運命なのですが、なんと今日の「徹子の部屋」に、この映画の監督さん吉田喜重さんと、そして奥様で女優の岡田茉莉子さんがゲストとして出ていたんですね。もう、びっくり。そして、この映画の話もちょこっと出てきました。
非の打ち所のない「おしどり夫婦」であるお二人。喜重映画のファンでもあり、岡田さんファンでもある私としては、本当にいろいろな意味で憧れのご夫婦であります。
岡田さんはこの映画では出演はせず、製作側として参加しています。今日の「徹子の部屋」の話では、全18作のうち岡田さんが出ていないのは8作ということでした。
さて、この映画、実は昨年別役実さんの追悼記事でちょっと触れています。別役さんと吉田さんという、私からすると超頭いい天才二人のコラボということで、この映画は実に哲学的な作品になっています。
主人公は北一輝。三國連太郎さんが演じます。脚本、映像、そして一柳慧さんの音楽も素晴らしいですね。
ある意味、今の日本は戒厳令下。私たちの知らないところで、なにか大きな思想が動いているのか。それとも全く動いていないのか。とにかく時代が変わる音は聞こえてきます。興味のある方はぜひご覧ください。
ニコ動 戒厳令
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