沢田研二 『シルクの夜』
昨日に続き、ジュリーの絹関係曲。
時代は逆戻りして、昨日の「絹の部屋」の1年前、アルバム「NON POLICY」収録曲です。
この1年間はジュリーにとっては転機の時でした。1984年6月に「NON POLICY」を発表後、85年1月から短期の活動休止期間を経て、長く在籍した渡辺プロダクションから独立、レコード会社もポリドールから東芝EMIに移籍しました。そして、9月に発表されたのが昨日紹介の「架空のオペラ」でした。
縛りから自由になるために独立したものの、全てを自分でやらなければならない大変さを痛感したといいます。そういう意味で、この独立を挟んでの2枚のアルバムは、違った意味でのジュリーの苦悩が表れていて興味深いものになっていると思います。
この「シルクの夜」は作詞三浦徳子さん、作曲は南佳孝さん。
80年代前半はNHK特集「シルクロード」のおかげで、絹(シルク)が言葉としてもブームになっていましたよね。実際のシルク製品がすごく売れたというようなことはなかったのですが、上品なイメージとして、言葉としては大流行しました。
この曲でも、シルキーなジュリーの声、そして微妙に低い独特の音程によって、落ち着いた大人の世界が表現されています。
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