喜多郎 『GAIA ONBASHIRA』
昨日からの流れです。世界で最も有名な日本人ミュージシャンの一人である喜多郎さん。なにしろグラミー賞受賞、ノミネート17回!ですからね。
喜多郎さんのすごいところは、日本の「核心部分」を知っていらっしゃることです。それをもって世界に出ていった。
それはどこから学んだかというと、最初の奥さんの田岡由伎さんからです。言わずとしれた山口組三代目田岡一雄組長の娘さん。
そんな彼が奥さんと別れてアメリカに移住し、そして現在に到るのです。
決して日本から逃げたのではありません。日本の核心を世界に発信する最高のステージに移っただけです。
そんな喜多郎さんの作品の中でも、特に好きななのがこの「諏訪の御柱祭」をテーマにしたアルバムです。1998年、このアルバムもグラミー賞にノミネートされました。単純に、純粋にすごいことですよね。この内容ですよ。
来年、御柱の本祭ですね。あれから7年経ったのかあ…。前回は幸運なことに、そして運命的に「富士山からの使者」として、霧ヶ峰での「本見立て」に参加させていただきました。あの体験は、私の人生に決定的な転機を与えてくれました。
あの時、生で聴いた、山々にこだまする「木遣り唄」たち。それもこのアルバムの重要な素材の一つとなっています。
あの時の感動…いや感動なんていう軽い言葉では表現できない心の震えは、こうして音楽となることによって再現されるのでした。
もちろん本祭の「木落し」も素晴らしいエネルギーの発散ですが、そこに至るまでの、様々なモノとコトとヒトのエネルギーは、こうして音楽でしか表現でいないかもしれません。
来年、また諏訪を訪れましょう。前回とは全く違う自分になっています。どんなことが起きるのか…楽しみです。
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