アンドレア・ファルコニエーリ 『シャコンヌ』
古楽ファンなら皆さんよくご存知のこの曲。イタリア17世紀初頭の作曲家ファルコニエーリのシャコンヌです。
最近、アジアの古い音楽を漁ることが多くありまして、そんな中でこの「バンド」の演奏を見つけました。
カザフスタンで最初の古楽団体と紹介されていますが、どう見ても古楽器ではありませんね(笑)。
しかし、それが良いのです。古楽というと、ただ古いタイプの楽器を使って、それでモダンとの違いを強調するだけで終わってしまう演奏が多いのも事実。
使用する楽器よりも、古楽のスピリットが大事ですよ。つまりそれは「アジア」のスピリットだと思うのですが。
そういう意味で、この演奏はとってもいいと思います!カザフスタンというのは実に絶妙な立ち位置ですよね。
ファルコニエーリはイタリアの作曲家で、上の絵にあるとおり、リュートが得意だったようです。で、カザフスタンの楽団にはリュートはあるのかというと、ん?これは電気リュートか?(笑)
電子ピアノやカホンも見え隠れしていますが、これでいいと思いますよ。でも、ヴァイオリンの絃はぜひシルクに!いや、カザフスタンと言えば羊だから、やっぱりガットだったのかなあ…。
馬頭琴に似た楽器もあって、それは馬頭琴と同様に、絃も弓の毛も馬の尻尾や髪を使ったそうですから、シルクは必要なかったのかもしれませんね。
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