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2021.06.30

Charと福山雅治の対談

 

 っかり、音楽動画紹介ブログと化しておりますが、いろいろ振り返ってみると、自分でも意外なほど「エレキギター」に関する記事が多い。

 ちなみに私は全くエレキギターは弾きません。弾けません。

 しかし、好きなんですね、エレキギターが。憧れがあるのでしょう。ホント自分でも意外でした。

 4月にもCharさんのギターからPINK CLOUD 『SMOKY』を紹介しましたね。

 その曲も最初にかかっているこの番組、Charさんと福山雅治さんの対談が面白かったので紹介します。

 いい話満載ですねえ。

 ちなみに対談冒頭のMessageとMassageは単なる間違いでしょうけれど、マクルーハンのメディア論を思い出しちゃいました。そういう意味では間違いではありませんね(笑)。

 Charさんが今でも「新しいコード」の発見のために練習しているというのは、なんか美しい話ですね。理屈は有限ですが、感性は無限ですね。かっこいいなあ。

 お二人ともアイドルでありながら、本当のアーティストですよね。それをちゃんとご自身も意識しておられる。話の中にもありますが、お二人とも「言葉」のセンスもいい。男のユーモア(下ネタ含む)。男として憧れますね〜。

 男にとって「憧れ」の男って大切ですよね。福山さんが子供のように興奮、感動しているのが伝わってきます。憧れの男(先輩)と友だちみたいに話せるようになること…これこそ男の夢ですよね。

 生まれ変わったら、絶対エレキギター弾こうっと…いや、今からでも間に合うよ!…と誰かに言われたような気がしました(笑)。

 

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2021.06.29

笑ってはいけない…w

 

 柔連には一生忘れない「おん」があります。絶対許さない…。

 特に前事務局長には恩ならぬ怨(念)がありまして(笑)、いつか秘密裡にリベンジしてやると思っていましたが、最近勝手に先方が自爆してくれました。今は逆にその安否が心配であります。そして、自らの呪力に戦慄しております(苦笑)。

 まあ、そんな個人的なことはいいとしまして、この「笑ってはいけない」は笑っちゃいますよね。(こちらもご縁の深い)水曜日のダウンタウンでも紹介されました。

 一昨年でしたか、ここで選考され笑いをこらえている杉本美香さんにお会いした時、この時の話を聞こうと思っていたんですが、ほかの話で盛り上がりすぎて機会を逸してしまいました。

 馬鹿にするなとの批判も聞えてきそうですが、腐りきった連盟は一度笑っちゃうくらいぶっ壊さないとダメですよ。嘉納治五郎先生が泣いてます。

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2021.06.28

Daniel Caesar 『Best Part』『Japanese Denim』

 

 ナダつながりで、最近の音楽を聴いてみましょう。いわゆる「チルい」音楽。R&Bの進化形ですね。

 2018年、ジャワのジャズフェスでの演奏。この時、ダニエル・シーザーはまだ23歳。非常に高いセンスを感じますね。メロディックで哀愁漂うスロー・バラードを得意としているようです。

 2019年にはフジロック出演のため来日した彼ですが、2016年に「ジャパニーズ・デニム」という曲をリリースしています。日本のジーンズは本場でも「長持ちする」「一生モノ」と評価されているようですね。

 

 

 

 衝撃的な最後ですが、途中ルワンダの話が出てきたり、「チルい」中に「死」の匂いを感じさせるあたりが、新しいブラック・ソウルの表現なのかなとも感じました。

 先日のブルーノ・マーズ&アンダーソン・パークでも書きましたように、最近の洋楽の若手たちは、まさに「昭和」の影響を強く受け、それを現代にバージョンアップ、ブラッシュアップしているようですね。良いことです。

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2021.06.27

追悼 ジーン・ラモンさん

Th_jeannelamonstandingphotosianrichards た訃報です。

 カナダで活躍していたバロック・ヴァイオリニスト、ジーン・ラモンさんがお亡くなりになったとのこと。

 アメリカ生まれ、オランダで古楽を学んでカナダでターフェルムジーク・バロック管弦楽団を率いて、多くの生き生きとした音楽を聞かせてくれた方です。

 ヨーロッパの団体が中心だった古楽界に、北米大陸らしい新しい風を吹き込んだ彼女に、私も多くの影響を受けました。

 もう71歳だったのですね。昨日のエドさんモトさんとちょうど同じ世代です。昭和の…外国の方にこの言い方は変ですが、あの70年代の息吹を感じさせる方々には、お元気でもっともっと活躍してほしいと思いますね。

 最近、70代の方との交流が多いのですが、皆さんパワフルで明るく、そして利他的で、夢追い人で、本当に学ぶところが多い。

 彼女のディレクションによる魅力的な演奏会の動画がアップされていましたので紹介します。ガレリオ・プロジェクトです。ご冥福をお祈りします。

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2021.06.26

モト冬樹 『寺内タケシさん追悼ライブ』

 

 日のエド山口さんの弟さん、モト冬樹さんも寺内タケシさんの追悼動画をアップしておられました。

 こちらはたっぷりギターの演奏を披露してくださっています。

 一生懸命弾いておられるところに、心からの追悼の意を感じますし、間接的に寺さんがどれだけうまかったか(技術的にも表現的にも)がよく分かります。

 この兄弟がいかに寺さんの影響を受けているかが分かりますね。そして改めてこの兄弟もまたすごいなあと思うのでした。

 お二人のコラボ動画も面白いですよ。妙に神経質なお二人(笑)。コロナでお仕事が大変でしょうけれども、まあある意味70過ぎても青春の延長のように、自分の大好きな音楽とおしゃべりで皆さんを楽しませているお二人、かなりうらやましくも思います。YouTubeがあって良かったですねえ。

 

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2021.06.25

エド山口 『追悼!寺内タケシさん』

 

 日寺内タケシさんの追悼記事に続いてエド山口さんの動画を紹介しました。面白かった。

 その後、追悼動画を上げられましたので、それを紹介します。

 今回はまさに「寺内節」の秘密について語って、そして弾いてくれています。やはり「日本の心」ですよね。楽器は舶来のエレキ・ギターでも、音は三味線になるんですよね。

 その技術的、音楽的な秘密。なるほどねえ。モズライトのアームのバネかあ。左手のテクもやはりお母さんの影響が感じられます。「はじき」ですよね。

 そこにマンドリンのトレモロ。本当に東西中央全ての総合です。

 最近、絹絃のヴァイオリンを弾いていますが、それこそ明治時代、舶来のヴァイオリンは当初、特に関西で伝統的な日本音楽にすっかり取り込まれてしまったんですね。演説歌にもヴァイオリンはよく使われ、それが哀愁帯びた「演歌」の世界につながっていきます。

 そのあたりの音楽、そしてヴァイオリンの奏法にも興味があります。西洋の真似は、案外その後からなんですよね。エレキもそうだったわけです。

 そういう意味でも、貴重な人材を失いました。エドさんがおっしゃるように、寺さんのコピーをできる人はたくさんいる。もちろん、それも大切ですが、やはり真似ではない「日本のエレキ」が、これからも若い人たちの中からどんどん出てきていいと思います。

 ガラパゴス化している日本ポップス界、ロック界というのも、そういう意味では悪くないかもしれませんね。

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2021.06.24

追悼 立花隆さん

Th_unknown_20210626173601 た訃報。知の巨人、立花隆さんが4月に亡くなっていたとのこと。

 立花さんと言えば、私にとっては「臨死体験」ですね。角栄さんや共産党批判はあとで読みました。リアルタイムでは「臨死体験」。

 「死」について深く考察していた頃は、おそらく死がこわかったんでしょうね。5年前にはすでに「死はこわくない」という境地に至っておられました。

 

 このインタビューも「猫ビル」での収録ですね。何回か猫ビルを見に行きました。ただ見るだけでしたが。

 

 

 あと、私の中の立花さんは、やはり武満徹さんとの対話ですね。

 武満徹 音楽創造への旅

 立花さんの根底に、これほどきちんとした音楽観、芸術観があったとは。見事に武満さんの言葉を引き出しています。これは名著ですね。

Th_-20210626-172915 そんな立花さん、ジブリ映画「耳をすませば」で雫の父親役をやったことは有名です。あの棒読みの茨城弁(笑)。あまりの存在感(?)に、映画に集中できなかった(あの映画はいろいろ関係者が関係しているということもありますが)。

 奇しくも、先日の寺内タケシさんも茨城弁バリバリでしたね…。

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2021.06.23

Bruno Mars, Anderson .Paak ,Silk Sonic 『Leave the Door Open』

Th_-20210625-164520 日までの、寺内タケシさん、エド山口さん、原信夫さんからはずいぶん遠いと感じる方もいらっしゃるでしょう。

 しかし、60年代から70年代の音楽を愛し、リスペクトして、現代にこういう音楽をリリースし、そして大ヒットさせるということで言えば、ぜひ日本のアーティストもそうあってほしい。そんなふうに思いおススメいたします。

 もとはと言うと、ウチの長女がブルーノ・マーズとアンダーソン・パークの大ファンで、しょっちゅう私も聞かされつつ、うん、これって結構古くて新しい音楽だなと思っておりました。

 そんな二人の夢の共演が実現しまして、なんとそのバンド名は「シルク・ソニック」!

 今のワタクシの大仕事の一つはまさに「シルクの音を世界に」です。なんという偶然、いや必然(笑)。

 それにしても良質なR&Bバラードですよね。まさにレトロ・フューチャー。日本にもそろそろこういうムーブメントがやってくるのでは。

 ブルーノ・マーズはハワイですよね。アンダーソン・パークは韓国の血が入っている。環太平洋のエネルギーを感じますね。日本人も乗り遅れるな!

 

 

 

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2021.06.22

追悼 原信夫さん

Th_-20210625-170804 大がお亡くなりになりました。まさに戦後日本の音楽を支えた、いや音楽史を創った人でした。

 我が富士学苑中高のジャズバンド部もずいぶんと可愛がってもらいました。

 思えば、2008年の浅草ジャズコンテストでの「講評」には深い深い思いと重い重い意味があったのですね。

 こちらにそのお言葉を全文掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

 それから数ヶ月して、シャープス&フラッツは解散しました。

 グランドファイナルコンサート

 「譜面に書いてない…胸に響く音楽」…私も自分なりに、それを求め続けようと思います。

 本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

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2021.06.21

エド山口 『寺内タケシ伝』

 昨日追悼しました寺内タケシさん。あそこで紹介した「波乱万丈」でのエピソードもすごかったけれど、あれらは氷山の一角だそうでして…(苦笑)。

 やはり業界でも「話半分」で聞いている人が多かったとか。しかし、どうも9割方ホントだったらしい。1割くらいは脚色、エンハンス(笑)。

 そんな「武勇伝」「伝説」を、これまた素晴らしいギター職人芸で紹介してくれるのが、私も大好きなエド山口さん。尊敬してます。

 寺内さんが亡くなるとは思っていなかったと思いますが、ほんの1ヵ月前に、エドさんが寺内タケシさんを特集してくれていました。これがまた楽しい。エドさんならではの語り。ギター漫談というか、ギター講談というか、まさに「芸」ですね。

 たしかに、エドさんのこの話芸&演奏芸は、YouTubeと親和性が高いかも。とにかくエドさんの記憶力の良さは素晴らしいですね。まさに生き字引ですよ。私もエドさんのおかげで昭和の音楽の歴史にずいぶん詳しくなりました。

 

 

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2021.06.20

助けると、助からない。

Th_unknown_20210625152101 日追悼しました寺内タケシさんがおっしゃっていた「ギターは弾かなきゃ音が出ない」という言葉。けっこう重いですよね。

 待っているばかり、あるいは人任せにしているばかりでは、何も生まれません。

 それと通じる話を、また別の人生の先輩から聞きました。

 「助けると、助からない」…その方の師匠でもある天台宗ハワイ開教総長、荒了寛大僧正のお言葉だそうです。

 私も今、人を助けるべく毎日仕事に追われていますが、実はこちらが助けてしまうと相手は結局人任せになってしまい、長い目で見れば助かっていないのかもしれない…。

 たしかに「人を助けたい」という考えも、もしかすると自分の欲望でしかないのかもしれません。利他を装った自利(利己)だということです。

 厳しい言葉ではありますが、何かはっとさせられました。

 ギターで言えば、相手が持っているギターをこちらから弾いてやっているようなものです。自分で弾かなきゃ、その人の音は出ないし、だいいち弾けるようになりませんよね。

 もちろん、教えたり、手を携えたりということは「教育」としていいと思います。そうではなく、丸抱えしてしまい、やってやっている今の私は人を育てていないのでしょう。いけませんね。

 一方、別の仕事においては、いろいろな人の指示で自らやっていることが多いので、実際、この歳になってずいぶん成長させていただいているように感じます。

 「助けると、助からない」…私はその方との会話の中で、こんなふうに言い換えました。自分を戒めるつもりで。

 「助けると、殺してしまう」…。

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2021.06.19

追悼 寺内タケシさん

 事を書くのをまたサボっているうちに訃報が続きました。

 ギターの神様、寺内タケシさんが亡くなったとのこと。ずいぶん前ですが、学校のイベントで生で拝聴したことがあります。ハイスクールコンサートですね。

 茨城弁丸出しですし、その音色もまるで三味線でしたから、当時の生徒たちは正直ポカーンでしたね(平成のはじめの頃です)。まだ二十代だった私にとってもすでに「神」というか昔の人でしたから。

 そして、その演奏のみならず話もぶっ飛んでいた。理解を超える話ばかりで、オッチャンにありがちなハッタリ話かと思いましたよ。

 それを思い出させてくれたのが、この動画でした。やっぱりあの話は本当だったのか…いや、まだ信じられない(笑)。

 

 

 ご本人は「エレキを発明したのは俺だ!」と豪語していましたが、ある意味本当ですし、この独特の寺内節はなかなか真似できる人はいませんよね。最初で最後とも言えましょう。

 ギターは弾かなきゃ音が出ない…昭和の男のカッコいい生き様…ご冥福をお祈りいたします。

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2021.06.18

ヴィヴァルディ RV 298 よりラルゴ

 ィヴァルディはあの時代的にはかなり革命的な作曲家でした。

 今となっては、ワンパターンにも感じられる作風ですが、当時それがあまりに革新的で大流行したからこそ、似たような曲をたくさん作ったんですね。かつて私はよくバロック時代の小室哲哉と評していました。

 緩徐楽章もかなり個性的です。そして、時々とてつもなく美しい曲を書く。この曲もその一つです。

 下降音階の低音の繰り返しの上に、これでもかとおいしいメロディーをまた繰り返すあたり、間違いなく当時の流行ソングを作ろうという気概がうかがえますね。

 これほど露骨にコテコテの「歌」を作っちゃうところこそ、その革新性です。そして、それが後世に大きな影響を与えた。あのバッハも基本的なところでいろいろ真似をしています。

 というわけで、今から40年ほど前に聴いてうっとりした演奏から。今聴いてもやっぱり美しい音色のフェリックス・アーヨとイ・ムジチ合奏団による演奏です。1963年の録音。

 

 最新の古楽の演奏ではどんな感じなのでしょう。2017年の録音です。

 

 

 この曲に限っては、モダンのロマンチックな演奏の方がいいかも。それほど未来的な曲を書いたということですよね。

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2021.06.17

白頭山に噴火の兆候?

Th_unknown_20210618140501 朝鮮と中国国境の聖地、白頭山は巨大火山です。その白頭山に噴火の兆候が見られるとのニュースが。

 最後の噴火がいつかは、正直はっきりしていないのですが、活発な活火山ですから、まあいつ噴火してもおかしくはありません。

 白頭山の噴火と言えば、946年の大噴火ですね。西暦以降の世界最大規模の噴火と言われ、日本にも火山灰が到達しました。

 そのあたりの約100年間、極東は非常に活発な地殻変動に見舞われました。

 以前も書きましたが、日本ではこんな感じです。

 864年貞観の富士山噴火→869年貞観の三陸沖地震(津波)→887年仁和の東海・東南海・南海連動型地震→888年八ヶ岳水蒸気爆発?&山体崩壊→915年十和田大噴火(日本史上最大規模)

 日本史上最大規模の十和田火山噴火の30年後、今度は日本海をはさんで西の白頭山が世界史上最大規模の大噴火を起こしたわけです。また、その前、893年、917年にも噴火したという記録が残っていますから、本当にすさまじい100年間ですね。

 915年の十和田噴火と917年の白頭山噴火も間違いなく呼応関係があるでしょう。そして、写真で分かるとおり、両火山ともに、巨大な美しいカルデラ湖を形成しました。

 奇しくも2011年の東日本大震災が発生して10年。まだ10年ですよ。地球の時計から言えば10年なんてほとんど同時。100年でさえもちょっとあとという感じです。

 ですから、これから数十年の間に、白頭山や富士山が噴火したり、南海トラフ巨大地震が起きる可能性は十分あるということです。

 人間にとっての「忘れた頃」なんて、それこそ地球のまばたき程度の時間なのです。そのことを忘れないことが大切でしょう。

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2021.06.16

ベルターリのシャコンヌ

 

 日の絹絃職人さんが、バッハのシャコンヌにはまってしまいました。絹絃で聴いてみたいとのこと。

 ちなみに私は絹絃で弾いたことありますよ(世界で唯一か?)。ただし、技術的に全然ダメダメなので、人には聞かせられません。

 ただし、わかったことがあります。あの曲、明らかに倍音まで計算に入れて作曲されていますね。だから最小限の音数で最大限の効果が出る。

 ヴァイオリン以外の楽器で弾くとスカスカになってしまうので、みんな音を足して演奏します。それはやはり、ヴァイオリンが独特の倍音を持っているからです。

 少くとも、スチール弦で弾いては、その効果は出ません。ガットでも100%ではない。おそらく65%くらい。

 で、シルクで弾くと100%になる、というのが私たちの仮説です(ホンマかいな?)。

 ちなみに私は音程が悪すぎるので、正しい倍音が出せず、効果は2%ほどになってしまいます(苦笑)。

 で、職人さんに、バッハのシャコンヌがシャコンヌとしてあまりに特殊であることをお伝えするために紹介したのが、この曲。

 オーストリアで活躍したイタリア人作曲家ベルターリによるシャコンヌです。こういうのがラテン系の定番ですよね。熱い舞曲。

 ヴァイオリンのチチッチさんは、最近日本でもよく演奏されている方ですね。クロアチア出身とか。名門AAMのコンマスを務めています。さすがのボウイングですね。

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2021.06.15

琴の弦…「緊緩中道」…「良い加減」とは

Th_images_20210617115201 絃職人の方と話している中で出てきたのがこの「緊緩中道」のお話。

 シンプルですが、とても深い話です。

 職人の方も私も、それなりに仏教に親しんでいるので、自然と音楽から仏教の話になることが多い。今日も「中道」とはという話をしました。

 なるほど、仏教の「中道」とは「中庸」の意味もあるけれども、「道なかば」という意味もあるのか!

 皆さんもぜひ、この説法を聞いてみてください。何か気づきがあるのではないでしょうか。

 何事も、マニュアル通りにやってはダメですね。また、やたら頑張るのもダメ。「張り切る」のもほどほどに。自分にちょうど「良い加減」を見つけようとするのが、修行のスタートなのでした。

 そして、そのちょうど「良い加減」を見つけたところが、ようやく「道なかば」なのでした。

 この頃の琴といえば、古いヴィーナですね。絃は絹であった可能性が高いと思います。

 (以下Wikipediaより引用)

 琴の弦(緊緩中道)

パーリ語経典の律蔵・犍度・大品(マハーヴァッガ)においては、どんなに精進しても悟りに近づけず焦燥感・絶望感を募らせていたソーナという比丘が登場する。彼は、過度の修行により足から血を流すほどであった。それを知った釈迦は、ソーナが琴の名手であったことを知り、以下の説法を行った。
「ソーナよ、どう思うか。もしあなたの琴の弦が張り過ぎたならば、琴の音色は快く妙なる響きを発するだろうか?」
「いいえ、そうではありません、大徳(釈迦)よ」
「ソーナよ、どう思うか。もしあなたの琴の弦が緩すぎたならば、琴の音色は快く妙なる響きを発するだろうか?」
「いいえ、そうではありません、大徳よ」
「ソーナよ、どう思うか。もしあなたの琴の弦が張りすぎず、緩すぎもなく、丁度よい度合いを持っていたら、琴の音色は快く妙なる響きを発するだろうか?」
「そのとおりです、大徳よ」
「ちょうど同じように、ソーナよ、行き過ぎた努力は高ぶりを招き、少なすぎる努力は懈怠を招く。それゆえソーナよ、あなたはちょうどよい努力を保ち、感官にちょうど良いところを知り、そこに目標を得なさい」
 ―  ケン度大品 5,16-17
弦は、締め過ぎても、緩め過ぎても、いい音は出ない、程よく締められてこそいい音が出る、比丘の精進もそうあるべきだと釈迦に諭され、ソーナはその通りに精進し、後に悟りに至った。

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2021.06.14

追悼 小林亜星さん…あなたとコンビに…

Th_unknown_20210615084301 曲家にして名俳優でもあった小林亜星さんがお亡くなりになったとの報が…。

 「北の宿から」という名曲を残してくれただけでも本当に素晴らしい作曲家でした。

 しかし、作曲家として特に評価すべきは、歌謡曲ではなくCMソングでしょう。いちいち挙げませんが、あれもこれもです。全て一瞬で印象に残るメロディーばかり。

 これってコピーライターの仕事と似ていますよね。短いパッセージをいかに印象的にするか。その商品の、特に映像印象とどう有機的に結びつけるか。

 そういう意味で、私が特に「すごいな」と思っていたのが、あのコンビニのテーマソングです。

 ファミリーマートというと、あの入店音「大盛況」が有名というか印象的ですが、実はこちらのテーマソング(サウンドロゴ)も耳になじんでいますね。Img_7780

 楽譜を見てください。たった12個の音符を並べただけですが、どこか温かみを感じる音印象になっていますよね(ちなみに入店音は11個の音符)。

 歌詞の「あなたとコンビに、ファミリーマート」はコピーライター仲畑貴志さんのお仕事です。

 最小限の情報で最大限の効果を上げるという意味では、日本人は俳句や短歌の歴史を持っていますよね。逆の言い方をすれば、行間、音間のイメージを大切にしているということ。

 いや、少ない情報どうしの関係性のクオリアに、モノの本質を感じるということです。関係性においては、実はコトという情報の数が少ない方が多様性や深さを担保できるんですよね。

 コトという不動点が増えると、その引力のベクトルによって、どんどん自由度が下がっていく。科学は基本、そういう方向性を指向し、西洋音楽もそちらに向って発達しました。

 日本の文化の本質は、コト(言語)ではなくモノ(非言語的印象)にあると、私は考えているので、こういうコピーやロゴに興味がありますし、自分も比較的そういうモノが得意なのです。

 このファミマのサウンドロゴは2017年に「音商標」として登録されました。小林亜星さんの偉大なるお仕事は永遠に語り継がれ、聞かれ継がれることでしょう。

 最後に、弔意と敬意を込めて、海上自衛隊による小林亜星オムニバスを紹介します。いかにすぐれた「モノガタリ」作家であるかが分かります。そして、ニセ亜星がいい味出してますね(笑)。

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2021.06.13

沢田研二 『巴里にひとり』

Unknown_20210613163401 界の音楽シリーズが続きます。そこに昭和の歌謡曲を重ねます。

 昨日のNHK FM「歌謡スクランブル」は沢田研二特集でした。先日も少しジュリーの隠れた名曲を紹介しましたが、今日の放送で特に「いいなあ」と思ったのが、この「巴里にひとり」です。

 1975年、13枚目のシングル。歌謡曲と言うには、あまりにオシャレですよね。とっても美しいメロディーだと思います。

 

 

 実は、当時世界進出を考えていたジュリー。まずフランスで、ということで、フランス語のヴァージョンも録音されました。全くフランス語ができないジュリーは一生懸命練習したそうですが、ほら、日本でもアグネス・チャンとかテレサ・テンとかもそうですが、ちょっとたどたどしい日本語がウケるように、たどたどしいフランス語がかえって効果的だったようで、この曲は本国フランスで大ヒットしました。

 

 

 では、その後ジュリーはフランスで大人気になったかというと…こちらの日本でのショーで語られているように、まあ一発屋で終ったようですね。それでもしっかりフランスポップス史に名前を刻んだことは事実です。

 

 

 やっぱり曲が良かったんでしょうかね。その後、ポール・モーリアもこの曲を録音しています。というか、ポール・モーリアのアルバムなんて、ちゃんと聴いたことなかったんですが、いや、やっぱり素晴らしいですね。アレンジのセンスが絶妙ですし、ストリングスの音が美しい。

 

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2021.06.12

フランチェスコ・ランディーニ 『さあ春が来た』

 

 日は友人の中世バンドのコンサートを聴きにいきました。

 これだけまとめてランディーニの曲を聴くのは初めて。近代音楽に毒された脳内を浄化するには良い機会でした。

 コンサートでも演奏されたこの有名な曲。いろいろな編成の可能性がありますが、それでもかなり「楽譜」はしっかりしており、ある意味ではこの頃(14世紀)からすでに近代音楽への歩みが始まっていたとも言えます。

 このあと、ジョスカンやオケゲム、そして天才(悪魔)モンテヴェルディへとつながっていきます。「音楽の正体」に書かれてあったとおり、たしかにモンテヴェルディで、近代、そして現代につながる、全世界洗脳型調性音楽や終止感がほぼ完成してしまいますよね。

 ランディーニはその前の音楽ですから、今の私たちが聴くと、それこそ調性感や終止感に違和感がある。しかし聴き慣れると、それも自然になってきます。

 楽器の音質についてもそうですね。今日の中世バンドでも、当時の様式に近いハープやフィドル、ヴィエール、フルート、そしてギターンが登場しましたが、やはりかなり「アジア的」です。つまり「さわり」がある音なんですよね。それが実に心地よかった。

 演奏者の方々に猛烈おススメしておきましたが、次はぜひ全ての絃楽器の絃を絹(シルク)にしていただきたい。それすればさらに素晴らしい響きが得られることでしょう。楽しみにしております。

 とはいえ、ハープを筆頭にめちゃくちゃたくさんの絃を作らねばならないので、実現には時間がかかるでしょう。なにしろ、今そのシルク絃を作ることができる職人さんは、世界に一人しかいないので。

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2021.06.11

Q-POP TOP50

 

 日紹介したアジアンPOPのコンピが面白すぎました。

 ウチの娘たち…長女はK-POPマニア、次女はKからC-POPまで網羅。最近は日本の古いポピュラー音楽にはまり、アナログレコードの沼にはまりつつあります。

 で、私はというと、にわかQ-POPマニアになりました(笑)。

 カザフスタンでも韓流ブームがあったそうで、そこから独自のQ-POPが発達したとのこと。

 カザフの微妙な位置もあって、アジア、ヨーロッパ、ロシアが混ざりあった独特な音楽になっていますね。登場する皆さんの顔を見ても、かなりの多様性を感じます。

 まあ、こうして知らない音楽を聴きまして、あらためて韓国の国策音楽の影響力の大きさを感じますね。

 というか、好き嫌いは別として、アジアの若者たちに大きな勇気を与えたことは事実ですよね。ドラマや映画の上でもそうです。

 完全に日本は韓国の後塵を拝する格好になってしまいました。もうそれは仕方ない。負けを認めましょう。

 ただ、かつての歴史でもそうであったように、日本はガラパゴス化、鎖国化を通じて、様々な文化を長い時間かけて熟成、発酵するのが得意です…と書いてはみましたが、このグローバル化した文化の中では、かなり厳しい状況ですよね。もちろん、世界を市場にしなければいけないというルールはないし、そのようなゲームに乗らなければならない決まりもないので、まあ独自の文化を千年くらいやっていけばいいんじゃないでしょうかね。

 それが日本の役割なのではないでしょうか。そう考えると、やはり昭和の日本の音楽をもっと味わい尽くさねばなりませんね。このブログもそういう方向に行きそうな気がします。

 ということは、日本の伝統芸能を専門で学んでいる最近の次女の動向は、案外合っているのかも…さすが芸大ということか。

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2021.06.10

アジアンPOP

 んだか、すっかり世界のいろいろなジャンルの音楽を紹介するブログになってしまっています(笑)。

 まあ、それでもいいか。自分も興味あるし。それらから未来の音楽像が浮かび上がってくればいいと思っています。

 さて、昨日はカザフスタンの古楽バンドを紹介しましたが、カザフスタンと言えばQ-POPですよね!日本でも一部のマニアに受けています。

 今、アジアは、欧米をも席巻したK-POPに倣えという感じで「○-POP」が大量生産されています。今日はそんなアジアの音楽最前線を垣間見ると同時に、日本のガラパゴス化、鎖国化を感じていただきましょう(それが悪いと言っているわけではありません)。

 ちょうどいいコンピレーションがありましたので、興味のない方も一度聴いて、そして見てみてください。

 Kpop, Vpop, Qpop, Tpop, Jpop, Ppop, Cpop, Mpop…あなたはどの「POP」がお好きですか?気になったところをYouTubeで深堀りしていく楽しいですよ。ただし女性の方は「沼」にご注意を!(笑)

 

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2021.06.09

アンドレア・ファルコニエーリ 『シャコンヌ』

Th_unknown1_20210613171801 楽ファンなら皆さんよくご存知のこの曲。イタリア17世紀初頭の作曲家ファルコニエーリのシャコンヌです。

 最近、アジアの古い音楽を漁ることが多くありまして、そんな中でこの「バンド」の演奏を見つけました。

 カザフスタンで最初の古楽団体と紹介されていますが、どう見ても古楽器ではありませんね(笑)。

 しかし、それが良いのです。古楽というと、ただ古いタイプの楽器を使って、それでモダンとの違いを強調するだけで終わってしまう演奏が多いのも事実。

 使用する楽器よりも、古楽のスピリットが大事ですよ。つまりそれは「アジア」のスピリットだと思うのですが。

 そういう意味で、この演奏はとってもいいと思います!カザフスタンというのは実に絶妙な立ち位置ですよね。

 

 ファルコニエーリはイタリアの作曲家で、上の絵にあるとおり、リュートが得意だったようです。で、カザフスタンの楽団にはリュートはあるのかというと、ん?これは電気リュートか?(笑)

 電子ピアノやカホンも見え隠れしていますが、これでいいと思いますよ。でも、ヴァイオリンの絃はぜひシルクに!いや、カザフスタンと言えば羊だから、やっぱりガットだったのかなあ…。

 馬頭琴に似た楽器もあって、それは馬頭琴と同様に、絃も弓の毛も馬の尻尾や髪を使ったそうですから、シルクは必要なかったのかもしれませんね。

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2021.06.08

喜多郎 『GAIA ONBASHIRA』

Th_81o5grlkwcl_ac_ul320_ 日からの流れです。世界で最も有名な日本人ミュージシャンの一人である喜多郎さん。なにしろグラミー賞受賞、ノミネート17回!ですからね。

 喜多郎さんのすごいところは、日本の「核心部分」を知っていらっしゃることです。それをもって世界に出ていった。

 それはどこから学んだかというと、最初の奥さんの田岡由伎さんからです。言わずとしれた山口組三代目田岡一雄組長の娘さん。

 そんな彼が奥さんと別れてアメリカに移住し、そして現在に到るのです。

 決して日本から逃げたのではありません。日本の核心を世界に発信する最高のステージに移っただけです。

 そんな喜多郎さんの作品の中でも、特に好きななのがこの「諏訪の御柱祭」をテーマにしたアルバムです。1998年、このアルバムもグラミー賞にノミネートされました。単純に、純粋にすごいことですよね。この内容ですよ。

 来年、御柱の本祭ですね。あれから7年経ったのかあ…。前回は幸運なことに、そして運命的に「富士山からの使者」として、霧ヶ峰での「本見立て」に参加させていただきました。あの体験は、私の人生に決定的な転機を与えてくれました。

 あの時、生で聴いた、山々にこだまする「木遣り唄」たち。それもこのアルバムの重要な素材の一つとなっています。

 あの時の感動…いや感動なんていう軽い言葉では表現できない心の震えは、こうして音楽となることによって再現されるのでした。

 もちろん本祭の「木落し」も素晴らしいエネルギーの発散ですが、そこに至るまでの、様々なモノとコトとヒトのエネルギーは、こうして音楽でしか表現でいないかもしれません。

 来年、また諏訪を訪れましょう。前回とは全く違う自分になっています。どんなことが起きるのか…楽しみです。

 

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2021.06.07

喜多郎 『シルクロードのテーマ』

 

 

 日ちょこっと触れたNHK特集「シルクロード」のテーマ。当時は番組にも興味がなく、この曲もあまり好きではありませんでした。

 そんな私が、今「シルク」や「シルクロード」に深く深く関わることになろうとは。当時の私に教えてやりたい。そして、ちゃんと番組見とけよ!と言ってやりたい。

 シルクロードという東西の交流・融合と、日本独自のシンセサイザー音楽という東西の交流・融合が、見事にマッチしたのが、この曲でしょうね。

 言うまでもなく、YMOもそのような系譜の上にあったバンドですし、そこには西のものを吸収して消化し、さらに昇華して西に返す、極東の島国日本の役割という、まさに仲小路彰の思想が影響していたことは、あまり知られていません。

 60年代のシルクセンターや、シルクギャラリー、シルクソサイエティなどの創立、設立にも仲小路彰は関わっていました。70年代の万博や中国、中東との交流にも仲小路は大きな影響を与えました。

 小池百合子都知事のお父さん勇二郎さんも仲小路の教えを受けた一人です。彼がエジプトで事業を起こし、娘をカイロ大学に入れることになった遠因もそこにあります。もっと言えば、三笠宮さまのオリエント研究にも仲小路彰の影がちらつきます。

 そして、私も導かれるようにその「道」を旅することになったというわけです。

 そう考えると、この曲もまた、ちょっと違った色調を帯びてくるというものです。83年と言えば、それこそ期せずして富士山麓に来ることになった年。もう運命は決まっていたのでしょうね。

 このライヴ演奏、6弦のエレクトリック・ヴァイオリンがかっこいいですね。シルク絃を張ったら、もっと良かったのに。というか、この曲を私のシルク・ヴァイオリンのレパートリーにすればいいのか(笑)。

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2021.06.06

沢田研二 『シルクの夜』

 日に続き、ジュリーの絹関係曲。

 時代は逆戻りして、昨日の「絹の部屋」の1年前、アルバム「NON POLICY」収録曲です。

 この1年間はジュリーにとっては転機の時でした。1984年6月に「NON POLICY」を発表後、85年1月から短期の活動休止期間を経て、長く在籍した渡辺プロダクションから独立、レコード会社もポリドールから東芝EMIに移籍しました。そして、9月に発表されたのが昨日紹介の「架空のオペラ」でした。

 縛りから自由になるために独立したものの、全てを自分でやらなければならない大変さを痛感したといいます。そういう意味で、この独立を挟んでの2枚のアルバムは、違った意味でのジュリーの苦悩が表れていて興味深いものになっていると思います。

 この「シルクの夜」は作詞三浦徳子さん、作曲は南佳孝さん。

 80年代前半はNHK特集「シルクロード」のおかげで、絹(シルク)が言葉としてもブームになっていましたよね。実際のシルク製品がすごく売れたというようなことはなかったのですが、上品なイメージとして、言葉としては大流行しました。

 この曲でも、シルキーなジュリーの声、そして微妙に低い独特の音程によって、落ち着いた大人の世界が表現されています。

 

 

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2021.06.05

沢田研二 『絹の部屋』

 

 日は絹にとって歴史的な日になりました。そんなことを思っているのは私一人…いや仲間の数人ですね。

 しかし、私たちが密かに画策している「革命」の第一歩が踏み出されたのは確かです。

 はたして絹の波動はどこまで拡がるのか。楽しみです。

 というわけで、今日は絹にまつわる名曲を一つ。

 沢田研二さん85年のアルバム「架空のオペラ」のエンディング曲「絹の部屋」です。作詞は六文銭やらドラクエやらテニスやら、いろいろと活躍する及川恒平さん。作曲はもちろん大野克夫さん。

 沢田さんの声って、本当に特別ですよね。ある種のノイズが心地よい。松田聖子さんとかもそうです。不思議な倍音があって、それがシルク的でもあったりします。

 こういう顔、声、たたずまいの男性って、今いますかね?いないような気がします。男が見てもカッコいい。

 バラードを聴くとジュリーの歌唱力の高さがよくわかりますよね。天はいったいなん物を与えたもうか。

 それにしても、途中までフツーすぎる展開のこの曲、「ゆこうよ君 ゆこうよ君」のところの変転には驚きますね。何度聴いても新鮮です。

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2021.06.04

早見優 『渚のライオン』

 

 日の松本伊代「太陽がいっぱい」と同じく、「ドリフ大爆笑」で早見優さんが歌ったのが、この「渚のライオン」です。

 1983年(昭和58年)は微妙な年ですね。私が某大学に入学したという意味でも微妙な年です(笑)。

 昭和歌謡曲、アイドル歌謡曲の終りの始まり的な時代ですよね。そして、音楽メディアもアナログレコードからCDへと変っていく時代。

 最近、アナログレコードやカセットテープが見直されていますよね。芸術の世界に飛び込んだ次女も、最近、レコードプレーヤーほしいとか言い始めてるし。シティポップが流行ってるし。

 なんか娘たち、この時代の音楽ばっかり聴いてるんですよ。私は当時そんなに聴いてなかったので、娘たちの方が詳しかったりする。面白いですね。

 この筒美京平さんの名曲も(全部名曲ですが)、なんともいいですよね。IT'S A MIRACLE, MIRACLE …のところがミソですね。そのあとの唐突なBANG BANGに撃たれますな(笑)。編曲は四人囃子にいた茂木由多加さんです。

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2021.06.03

松本伊代 『太陽がいっぱい』

Th_unknown_20210608101001 た、すっかり溜め込んでしまいました。今日はもう6月7日です。やばい、やばい。

 ほとんど誰も読んでいないから、もうやめたらとも言われますが、ここまで17年間1日1記事を続けてきますと、なかなかやめられません。毎日更新はできずとも、こうして時間がある時にまとめて書いてでも継続していかないと、なんだか死んでしまうような気さえするのです(笑)。

 というわけで、誰のためでもなく、結局自分のための備忘録みたいなものですね。とにかく書き続けます。

 ええと、この日は何をしたのか…金曜日…結局仕事しかしていない。その仕事の成果は、いずれ世に出ますので、それまではここで書くわけにはいきませんし、結局いつものとおり、仕事しながら聴いた局を紹介するしかないですね(案外これが評判いい)。

 というわけで今日はこれ。これは仕事中ではなく、たまたま録ってあった「ドリフ大爆笑」を見ていたら、この曲を伊予ちゃんが歌ったんですね。

 もちろんこの曲は知っていて(なにしろ当時渋谷公会堂で「いっよちゃ〜ん!」と叫んでいたくらいですから…笑)、懐かしかったのですが、なんか改めてビックリしちゃったんですよ。何にって…ベースにです!

 カッコいいですよね〜。作曲は羽佐間健二さん。すなわち川原伸司さん。すなわち松田聖子さんの名曲「瑠璃色の地球」の平井夏美さんです。なんだか複雑ですよね(笑)。

 ちなみに羽佐間健二という名前は、川原さんが心酔するポール・マッカートニーの名作「エリナー・リグビー」の歌詞「ファザー・マッケンジー」のもじりです。

 ベースをやってる上の娘も、このベースはかっこいい!と言ってました。

 

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2021.06.02

ServersMan SIM LTE

Th_-20210603-100738 日はmineoのパケット放題 Plusを紹介しましたが、実は私はもう1つ「使い放題」の回線を持っています。

 それがこの「ServersMan SIM LTE」。

 月々660円で「使い放題」。ただし、速度は600Kbps。

 私はこれをちょっと特殊な目的で使っています(悪事ではありません…笑)。つまり、そんなに速度はいらないけれど、常に回線につながっていることが必要なところで使っているのです。

 もちろん、必要に応じて普通にスマホに刺したり、ルーターに刺したりもします。

 で、このSIMの面白いところはでね、ナイショですが…けっこう速度制限がかからないことがあるんです(!)。なんと、今朝も公称の100倍のスピード、60Mbpsも出ていました。いいんですかね(笑)。

 しかし、これが突然600Kbpsも出なくなったりする。非常に気まぐれなSIMなのです。

 最近はアプリのダウンロードには対応するようになりましたが、なにしろ遅いから結局使い物になりません。ちなみに動画サイトにはアクセスさえできません(規制がかかっている)。

 ですから、普通の使い方だとけっこうストレスフルだと思いますよ。私のように使い方がはっきりしている人、あとは何かの非常用に1回線という人にはいいかも。ちなみに私はメイン回線とmineoがAUなので、docomo回線の確保という意味でも長いこと契約しています。

ServersMan SIM LTE

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2021.06.01

mineo パケット放題 Plus

20210603-93623 日は極小スマホを紹介しました。今日はその回線について

 通話に関しては基本AUの回線を使っているのですが、データ通信に関してはこちらを契約しました。mineoです。

 これもちょうど今日からの提供。すでに娘たちはずっとmineoを使っており、彼女たちの評判も大変良いので、私も1回線契約しました。

 私はデータ通信のみのシンプルタイプ。データ容量は(たった)1GBです。娘たちは通話もできるデュアルタイプですの最低容量1GB。

 それで足りるかというと、実は今日から提供される「パケット放題 Plus」が秀逸なのです。要は契約容量に関係なく、385円払うと1.5Mbpsでネット使い放題になるのです。

 正直、普通に動画を観たり、音楽を聴いたりする分には、1.5Mbpsあれば充分。昔のADSLと同じくらいですからね(ちなみにウチはいまだにADSLです)。

 実際テスト期間があって、娘たちがその恩恵に浴しており、東京でも全く問題なく使えるとのことでしたので、私も契約しました。主に車の移動中にナビを使ったり、音楽を聴いたり、ポッドキャストを聴いたりするために使います。

 最近大手キャリアも格安プランを発表しておりますが、なんだかんだ言って、20GBなんてすぐ使い切ってしまいますよね。そしてそれをいつも気にしながら使うことがストレスになります(私は)。

 だったら多少遅くとも「使い放題」の方がよい。ちなみに月額料金は複数回線割引もあって1,215円です。

 あとmineoは非常にユーザーライクなサービスが多いのでおススメですよ。もし、興味をお持ちの方は、手数料3,300円が無料になる、下記エントリーパッケージを使いましょう。

Amazon mineoエントリーパッケージ

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