バッハ 『前奏曲とフーガ ハ短調 BWV 906』
忙しくてなかなか記事を書く時間が取れません。よって、本を読んだり、映画を観たりする時間もなく、結局仕事中や移動の時に聴いた音楽を紹介するブログになってしまっています。スミマセン。
今日はまたバッハです。
この未完のフーガを持つ、非常に魅力的な、ある意味で脱バロック的ともいえる作品。プレリュードは、のちの古典派、ロマン派の出現を予感させるようなという意味で、そしてフーガは演奏者の鈴木優人さんも語っているとおり、対位法と和声との調和の限界という意味で、非常に「新しい」というか、未完なるがゆえに永遠に最尖端、無限の可能性を示しているとも言えます。
実はこの曲、3ヶ月ほど前に一度紹介していますが、その時はフーガについて、現代作曲家による補筆を良しと評価しております。
しかし、この鈴木さんの演奏を聴くと、やはり未完でいいのかなと感じました。皆さんはいかがでしょうか。
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