ラリー・カールトン&スティーヴ・ルカサー ライヴ in パリ
昨日のPRISMに続き、名人・達人の夢の共演。
ラリー・カールトンとスティーヴ・ルカサーという大御所ギタリスト二人が、それぞれの個性を発揮しつつ、一つの世界を創り上げています。
ラリーを師匠と仰ぐスティーヴが、実に楽しそうに、やりたい放題やっていて爽快ですね。
そして、その結果として、ああ、やっぱり音楽って音数が多けりゃいいってもんじゃないね…ということに気づかされます(笑)。おそらくルカサーも、それを承知の上での自分流を貫いたのでしょうね。
ジェフ・ベックやジミヘンの名曲ということもあり、ラリー・カールトンのロック寄り、ブルース寄りの演奏を堪能できるのもGOOD。
なるほど、どんなジャンルもささっと出来てしまうのですね。逆に自分の「ROOM 335」は、妙にあっさり。大御所の余裕でしょうか。
ところで…やっぱりエレキ・ギターって、新しいようで古い楽器ですよね。テクノロジーによって原点回帰している。つまり、チョーキングなどで音程をずらすことよって、またディストーションなどのエフェクトをかけることよって、近代西洋楽器が失ってしまった微分音や「さわり(ノイズ)」を復活させてるんですよね。
だからカッコいいのか…と、当たり前のことに今さらながら気づいたのでありました。
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