ヤコブ・クレイン 『チェロ・ソナタ』
今日は素直に(笑)西洋の音楽を紹介します。
バロック期には、まだまだ知られざる優れた作曲家がたくさんいます。このオランダの作曲家クレインもその一人。バッハとほぼ同時期に活躍しました。
クレインは非常に魅力的なチェロのための楽曲をたくさん残しています。チェロに対する執着は異常とも言えるほどです。
この作品4のチェロ・ソナタ集は特に佳曲ぞろい。正直、有名なヴィヴァルディのそれらよりもいいですよ。ぜひお聴きください。
ちなみにクレインの作品1のチェロ・ソナタ集は、そのヴィヴァルディのチェロ・ソナタよりも前に作曲されているそうです。当時としては相当珍しい作品だったと思います。
そしてまた、そのソロのチェロ・パートはスコルダトゥーラ(変則調弦)となっており、全ての弦を全音高く調弦します。それによって、ソロ楽器らしい張りのある音を実現したのでしょう。
ソロと通奏低音が違った調で書かれた珍しい楽譜も一緒にお楽しみください。
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