常味裕司アラブ音楽講座 入門編
昨日の「西洋音楽の正体」からの、今日はあえてのアラブ音楽です。
端的に申しますが、たとえばこのアラブ音楽の微分音やマカームの中に、西洋音楽理論は取り込まれますよね。
和音(和声)も、脇役ではありますが、ちゃんと存在していますし、リズムにもより多様性があります。
そして、だからこそ残った「モノ(何か)」。楽器に残された機能。
わかりやすく言えば、(アラブではありませんが)三味線の「さわり」。なぜ「障り(雑音)」を発生させる装置をあえてつけるのか。
そう考えると、西洋音楽がこれほど世界中に広まった理由もわかってくるというものです。つまり、「わかりやすい」「複雑ではない」。
モーツァルトを聞かせると赤ちゃんが泣き止んだり、牛の乳がたくさん出たりする(笑)。
西洋音楽の方法論を借用しつつ、その単純性に反発して複雑化したジャズでは、そうはいかないでしょう。
まあそのあたりのことも含めて、とにかくこの、私の尊敬する常味さんの講座を全部聴いてみてください。この世界を知っていて、その上で西洋音楽や日本の音楽をやるのが、歴史的に見ても正解だと思いますので。
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