Keith Jarrett 『Paris / London (Testament)』
キース・ジャレットの即興ソロの名作。2009年の作品。
「Testament」というと、やはり「遺言」というイメージがありますね。2時間40分以上にわたるこの天からやってくる音楽を聴くと、たしかに死の向こう側にある世界を想像してしまいますし、難病克服後のキースはもしかすると集大成的な作品と位置づけているのかもしれません。
キースのこうしたソロ・ワークスには、あるパターンがありますが、このアルバムでも、無調性風な楽曲とクラシカルな調性音楽、民族音楽的なドローン系やブルージーなジャズっぽい作品などがバランス良く聞けます。
個人的には、調性音楽の中でもオスティナート&フォークな感じなものが好きなので、パリのパート7やロンドンのパート12はヘビロテしていますね。自分でもこういうのが弾きたい。
Paris part Ⅶ
London part Ⅻ
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