追悼 麒麟児関
元関脇麒麟児の垂澤和春さんが67歳という若さでお亡くなりになったとのこと。
麒麟児関といえば、やはり心に残っているのは、昭和50年夏場所の中日の天覧相撲ですね。伝説の富士桜戦。
両者の素晴らしい回転のつっぱり合いに、私と同様、先帝陛下も身を乗り出して興奮されていました。
当時は横綱北の湖や大関貴ノ花らが人気で、小学生の間でも大の相撲ブーム。私も小学校の砂場で毎日相撲取っていました。
友人の中にも、つっぱりを得意としているやつがいて、そいつとの取り組みでは私もムキになってつっぱりました。それが次第に本気になってきて、しまいには取っ組み合いのケンカになり、土俵がプロレスのリングに変わってしまうなんてこともありましたっけ(笑)。
今、こういう相撲ないですよね。水入りもほとんど見ないし。スタイルが変わったというより、まあいろいろ八百長問題等があって、いわゆる興行的な部分…それは天皇陛下をも喜ばせる神事でもあるのですが…がなくなってしまったということでしょうかね。残念です。
それにしてもこの一番、本当に久しぶりに観ましたが、立ち合いからしてすごいですね。そして二人の息遣い。最後の麒麟児の上手投げのタイミングも見事ですし、単なるつっぱり合いとしてだけではなく、見るべきところがたくさんあります。古き良き時代かあ。
余談になりますが、富士桜関は山梨出身です。当時の私は東京に住んでいましたが、まさか未来に山梨県人になろうとは思いませんでした。そして、住んでいるところは「富士桜高原」ですからね。不思議な感じがします。
ということで、様々な感慨とともに、麒麟児関のご冥福をお祈り申し上げます。
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