庄司紗矢香のシャコンヌ
昨日のロカテッリには悪いけれど、同じジャンルの作品としてあまりにも質が違う。というか、同じジャンルではないのかもしれませんね。
この宇宙的名曲を地球に残してくれたことを神に感謝です。
今までも、この曲の演奏はいろいろ紹介してきたような気がしますが、モダン・ヴァイオリンでの演奏では、私はこの庄司紗矢香さんの演奏が一番好きです。
彼女ならではの純粋な精神性が見事に演奏上に昇華されている。おそらくバッハ自身が聴いても感動するのではないでしょうか。
ある意味普通の演奏ですよね。淡々としている。ヴィブラートも少なめ。パイプオルガンの音のようです。
この曲はテクニック的な面よりも、解釈の面、すなわち精神的な面で難しい曲です。私はテクニックもないので、とてもまともに演奏できませんが、しかし、理想の演奏を想像することはできます。
もしかすると、この演奏はそれに近いかもしれません。いや、ちょっと、かなり違うか…そう、私の中の理想の演奏も常に揺れ動いていて、答えが出ないのでした。
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