« 工進(KOSHIN) 家庭用バスポンプ | トップページ | 『コロナ後のシン・ニホンとは?』 安宅和人・落合陽一・宮田裕章 »

2021.03.05

間宮貴子『LOVE TRIP』

Th_m68440856366_1 日も古くて新しいモノ。

 まったく不思議な世の中になりまして、なんとこの人のこと、このアルバムのことを21歳の娘から教えてもらいました。

 1982年の発売ですから、私は18歳。もろにリアルタイム世代なのに知らなかった(スミマセン)。

 では、なぜ娘が知っているかというと、そうアメリカ西海岸から始まった「シティ・ポップ」ブームのおかげで、YouTubeでこの人のこのアルバムがリコメンドされたのだそうです。

 そう、娘はベースを弾くこともあって、この時代のフュージョンやシティ・ポップを盛んに聴いているんですね。

 40年前の音楽というより、21世紀にアメリカで評価される音楽を40年前に日本人が作っていたということですよね。まさに古くて新しい。

 間宮貴子さんも、そんな中、キティ・レコードが気合を入れて売り出そうとしたボーカリストの一人。

 ところが、このアルバム1枚きりで彼女はどこかに消えてしまいました。消息不明です。それがまた都市伝説となって人気が再燃というか、当時はそれほど売れませんでしたから、それこそ40年後に大ヒットしているというわけです。

 作家陣、楽器隊もすごい。来生たかお・えつこ夫妻、三浦徳子、椎名和夫、難波弘之、鳴瀬喜博、沢井原兒、上原裕、井上鑑、松木恒秀、向井滋春、鳴海寛、山川恵津子…。

 たしかにクオリティの高い楽曲が並んでいますね。歌も普通にうまい。演奏も完璧。特にベースのスラップが強烈な印象を残します。

 何よりご本人が一番びっくりしているでしょうね。これほど再生され、そして大量の外国人のコメントが寄せられているのですから。というか、ご本人は…いったい今…。

 

|

« 工進(KOSHIN) 家庭用バスポンプ | トップページ | 『コロナ後のシン・ニホンとは?』 安宅和人・落合陽一・宮田裕章 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 工進(KOSHIN) 家庭用バスポンプ | トップページ | 『コロナ後のシン・ニホンとは?』 安宅和人・落合陽一・宮田裕章 »