福島県沖でM7.3
寝入りばなを襲った長い揺れ。なぜか揺れを感じる1秒前に停電。揺れの性質からして東北地方で震度6レベルかなと予想しました。だいたいその通り。
津波の危険ありと判断しましたが、案外震源が深くその心配はないとのこと。とりあえず安心。
寒い季節の夜の地震ですので、震源近くの方々は大変でしょう。大きな被害がないことを祈ります。
これは3.11の余震です。割れ残りはまだまだあるはずですので、今後も同程度の地震が東北地方から関東北部で発生するでしょう。M9規模になりますと、余震の収束まで50年はかかると思っています。
何度も書いてきたとおり、その余震の中でも最大のものは2種類考えられます。一つはアウターライズ地震。これは数十年以内に100%発生します(明治の三陸沖のアウターライズ地震は37年後に発生)。
もう一つは、今回の地震の震源のさらに南、房総沖の地震です。それを余震や誘発地震と言うべきかは議論のあるところだと思いますが、割れ残りの大きさという意味では、東北地方太平洋沖地震と同レベルの超巨大地震になる可能性があります。
いずれにせよ、今後もしばらく注意が必要でしょう。3.11に対する3.9の例もありますから。つまり前震の可能性もあるということです。
さて、今回の地震の前兆現象ですが、我が家で測定している富士山のラドン濃度の1月〜2月のグラフをご覧いただきましょう。
やはり気になるのは2/7〜2/9の急落とその後の急速な上昇でしょう。私はこれは比較的富士山に近いところの動きを感知したものと考え、その対応地震は今日19時52分の山梨県中西部M3.6だと思いました。ちょっと珍しい震源です。
しかし、もしかすると、これは福島県沖の動きを捉えたものだったかもしれません。あるいは遠距離ということで言えば、1/24をボトムとする大きな低下がその前兆だったかもしれません。こればかりは正直分かりませんね。あくまで参考までに。
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