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2021.02.06

(続)これからは音声配信の時代!?

 

 日の続きです。Clubhouseに誰も招待してくれないと書いてアップしたら、すぐに友人が招待してくれまして、さっそくClubhouseデビューしました。ありがたや。ま、ラジオのただのリスナーという意味でのデビューですが。

 少し体験してみて、やはりこれはカフェや居酒屋の延長かなと感じました。普段いろいろな意味でなかなか接することのできない方々のおしゃべりを盗み聞きする感覚というか。

 つい聞き耳立ててしまうので、やはり占有される時間がダラダラと増えそうですね。逆に言えば「ながら」が許されるので、占有されると言ってもその度合はこちら側で調整できそうでもあります。

 内容がある程度事前に企画されているとはいえ、どこに向かっていくのか、だれが乱入するのかが分からないというライヴ感があり、アーカイヴ化されないということとも相まって、そうですねえ、感覚としては、深夜放送を聞いている感じというかなあ、そんな懐かしさを覚えました。やはり、新しくて古いスタイルなのか。

 上掲動画もフル視聴しましたが、なるほど皆さん、だいたい私と同じような感覚で捉えていますね。

 いったいこれからClubhouseがどのような形で収益化を図っていくのか興味のあるところですし、ツイッターのように玉石混交、どちらかと言うと石が多い「場」になっていくのか、それとも結局意識高い系の狭い「場」になっていくのか、もっと違う形で健全に成長していくのか気になるところです。

 夜にはあるZoomサロンに参加しましたが、ちょっとワケあって、そして Clubhouse的雰囲気の延長だったからか、このたびはカメラもマイクもオフにしたまま参加しました。そうすると、やはり参加している気持ち、気分が違いますよね。意外に自分ペースで頭を働かせることができ、考えがまとまりやすかった。

 リアル対面でもそうですが、しっかり相手と目を合わせて話を聞くと、どうしてもインプット主体になってしまうんですよね。なんとなくアイデアが湧いてきても、なにか生返事、空うなづきするのも悪いような気がして、それを抑え込んでしまうことがある。

 その点、やはり音声だけのコミュニケーションだと、こちらのペースを守ることができますよね。まあZoomとかでも、下半身はパジャマだったりして、半分自分のペースだったりするわけですが(笑)。

 あと、繰り返しになりますが、やはりアーカイヴが残らないというのは重要なポイントでしょうね。ストックではなくフローの緊張感というか、希少性というか。

 期限付きのアーカイヴ(ストック)も同じような効果を生みますね。私と高城剛さんとの対談や、私と安藤美冬さんとの対談も、ある一定期間だけの公開だったために、ある意味「伝説」と言われるようになりました。これが今でもいつでも聞ける状態だったら、ちょっと違っていたのではないでしょうか。

 Clubhouseでも「神回」はこれからも生まれるでしょうから、録音を有料で売るということも視野に入れてみては。そうすると全体の内容レベルも上がるような気がしますが。いや、そういう下心があると「神回」は生まれないのかも…。

 いずれにせよ、今日は「これからは音声配信の時代」を再確認した一日でありました。春からは単純作業の繰り返しをしなければならないかもしれないので、そういう時のバックグラウンド、いやいやメイングラウンドとして、音声配信にお世話になる予感がします。楽しみでもあります。

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