天覧授業
今日は「象徴の日」。すわなち天皇誕生日であり富士山の日であります。
かえすがえすも日本文化の両象徴の日が重なるというのは奇跡的なことですね。
ここ富士北麓地域では、かつて皇室は富士山で即位式をしていたという伝説があります。平成16年に、今上陛下(当時皇太子)がその即位式の霊山、御正体山に登山されたのは偶然ではありません。そのあたりをよく勉強されていますから。
さてさて、今日、61歳になられた天皇陛下が記者会見を行いましたね。
世間では眞子さまに関するご発言があったことが注目されていましたが、私は地味に「オンライン」のお話が心に残りました。
中でも、愛子さまの大学でのオンライン授業に関しての下記のご発言。
私たちも,愛子がオンラインで授業を受けているのをそばで見る機会もありましたが,私たち自身も,新たな知見を得ることができたり,何か学生時代に戻ったような気持ちになりました。
私も何度か書いているように、オンライン授業をやってみて気づかされたことが多々ありました。特に、そこに家族がいて見て聞いているかもしれないという事実には、たったそれだけのことで、こちら教える側の気持ちがこれほど変わるのかという発見をもたらしました。
逆に言えば、普段の私たち教師の授業は、教室という閉鎖的で専制的、さらに独断的な場で行われているのだということです。そこに異常性を感じなかった自分を恥じました。
本当に恥ずかしいお話ですが、オンラインの方が授業の内容もよくなるし、言葉にも気をつけます。また、生徒の反応や発言を拾うことにもちゃんと意識が向くのです。つまり、普段はかなりいい加減だということですね。
それにしても、愛子さまの授業を陛下がご覧になっているというのは、考えてみるとすごいことです。つまり「天覧授業」。その授業を行っていた大学教授に、そのような意識があったかどうかはわかりません。スポーツにせよ、音楽にせよ、「天覧…」の緊張感はすごいといいますから、知っていたらいたで大変なプレッシャーだったことでしょう。
まあ光栄であるとも言えますね。自分だったらどうだろう…。
天皇に限らず大変な地位の方が市井にまぎれて和光同塵、庶民の生活を見聞するという話は昔からありますね。これが現代においては、オンラインで実現するということです。
まあ、ツイッターでアメリカ大統領がつぶやいたりするのもそういう種類のものなのかも。Clubhouseで有名人が突然乱入してくるのも。
「お天道様が見ている」という感覚は、日本人にとって非常に重要なものでした。もかしすると、これからはテクノロジーによって「お天道様が見ている」社会が復活するのかもしれません。いや、「お天皇様が見ている」社会が到来するのかも!?
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