芸能花舞台 伝統の至芸〜宮城道雄
また古い音楽のお話で恐縮です。
古い音楽であるとともに、このNHKの番組が非常にいいんですね。
芸能花舞台と言えば、中能島欣一先生の回を16年半前(!)にこのブログで紹介しました(こちらの記事)。たしかその動画がYouTubeにあったのですが、今は見当たらない…残念。
正直、その回よりもこの宮城道雄先生の回の方が、今となっては興味深い。あの頃は、まだ生田流は敵みたいに思っていましたからね(笑)。若気の至り…ってもう40歳だったんですが(笑)。
NHKならではの非常に貴重な映像がてんこ盛り。というか、宮下伸さんと山本邦山さんと小倉一郎さんと細川直美さんが一緒に出てるだけでもお宝か!
小倉さんが案内役のNHK特集「春の海・宮城道雄その青春と死と」、ぜひ全編観てみたいですねえ。ドキュメンタリー作品としても面白い作りです。100歳の田辺尚雄さんが出てる!「お琴が西洋音楽のマネをするなんてけしからん!」のお言葉は重い。そうだったんでしょうね、当時は。
そんな中「レコードが先生」とおっしゃって、ひたすら西洋音楽を聴いた宮城道雄。そして、それこそ食われのではなく食ってしまった。
中能島欣一先生も出てる!宮城先生がいなければ中能島先生の作品群も生まれませんでした。
この前紹介した「日蓮」の演奏も紹介されています。ヤナーチェク弦楽四重奏団の「春の海」では、ちょっと笑ってしまいました(不謹慎)。
そして、なんと言っても、知られざる未完成の遺作「富士の賦」。まるで、バッハのフーガの技法のごとく忽然と終わってしまうところが、なんともいい。終わらないからこその永遠。
もともとは「富士山」という名前の曲だったとか。絶対に仲小路彰の存在が関係していますよ。当時の宮城道雄にとっては、富士山と言えば仲小路彰だったと思います。仲小路彰に送った曲なのかもしれません(妄想が暴走しております)。
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