ありがとう寺・ありがとう神社
昨日紹介した雲見浅間神社のイワナガヒメ様から神託を受け、町田宗鳳先生が自らの「ありがとう寺」に「ありがとう神社」を建立し、烏帽子山頂上より授かった霊石をご神体として奉斎しています。
今日は家族が御殿場に用事があったので、私は近くの時之栖にある「ありがとう寺」と「ありがとう神社」を参拝しました。
あいにく町田住職はおられず、また富士山も雲の中でしたが、昨日の神秘体験のご報告も兼ねてお参りでき、なんとも心がすっきりしました。
複合レジャー施設として人気の高い「時之栖」の背後にそびえる「ありがた山」に鎮座する「ありがとう寺」。その境内に作られた「ありがとう神社」。 禅や密教の修行を徹底され、日本にとどまらず世界中を旅されている町田先生が、なぜか到達したのが富士山麓。それについては、またいつか町田先生とゆっくりお話しようと思っていますが、とにかくそこには人知を超えた神仏の意図があるのは間違いありません。
富士を望む八角形の禅堂。私はそこに、聖徳太子の夢殿、すなわち「八紘為宇」を感じました。
また、ガラス張りの護摩堂には、富士山鎮火の機能があると直観いたしました。かつては北口浅間神社にも護摩壇(月江寺持ち)があったのですが、廃仏毀釈によって潰されてしまいました。
ここには、神仏が共に力を合わせて地球の平和を祈るという、まさに聖徳太子が目指した「和」の本質があります。
それが深山に隠れてあるのではなく、こうして現代的なレジャー施設に隣接してあることに大きな意味があると思いますね。そして、「和」の心を「ありがとう」の一言で見事表現している。
お寺はとてもオープン。気軽に立ち寄れる空間になっています。シンプルにしてオープン。これぞ本来のお寺や神社のあり方ではないでしょうか。
皆さんもぜひ参拝してみてください。
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