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2021.01.26

鈴木政吉物語

Th_image1__1_ 「木バイオリン」が本社を大府に移すというニュースが流れてきました。

 私もクラウドファンディングに参加いたしました。

~日本のバイオリン作りの文化を残したい~ 世界一の弦楽器メーカーを目指します

 私も初めてのヴァイオリンはスズキでした。のちに譲り受けて愛用したヴィオラも鈴木製。お世話になりました。

 そののち、イギリスの名工、故デイヴィッド・ルビオにオーダーしてバロック・ヴァイオリンを手に入れましたが、その他の大量の楽器群は全て中国製です。

 実際、中国製は安くて良いのです。それが今、世界を席巻している。つまり、100年前の鈴木バイオリン大ブームと同じことが起きているわけですね。

 そう、鈴木政吉が作り始めたヴァイオリンは世界中で売れに売れたのです。その数、一日500本、年間10万本のヴァイオリンが輸出されたとのこと。すごいですね。

 実際、品質、音質が優れており、かつ安価だった。あのアインシュタインが絶賛したのは有名な話ですよね。そのあたりについて、鈴木バイオリンさんのホームページに詳しく載っていますので、ぜひお読みください。

 鈴木政吉物語

 昨日絹弦のヴァイオリンについて書きましたが、戦前のヴァイオリン・ブームの中で、鈴木バイオリンさんが果たした役割はとても大きかった。さらに戦後、政吉の息子鎮一が世界に広めたスズキ・メソードのことまで考えると、ヴァイオリン文化を日本のみでなく世界に、特に庶民たちにそれを浸透させた功績は非常に大だと言うべきです。

 そんな歴史的な意味からも、ぜひ鈴木バイオリンさんには頑張ってもらいたい。そして、私が豊かな音楽人生を送るきっかけを作ってくれた鈴木バイオリンさん、応援します。

 

 

 

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