スメル山噴火
今年の富士山は雪が少ない。これは単純に雪が降っていないからであり、また、降っても量が少ないので、強い西風に吹かれてすぐに飛ばされてしまうからです。
土日に本格的に降雪がありそうなので、来週はいつものような姿の富士山を拝むことができるかもしれません。
世間では、富士山の山体が熱くなっていて雪が溶けてしまうのではないかと心配する人もいるようですが、山体の異常は特にありません(富士山在住の者が言うのですから本当です)。
今から100年ほど前は、たしかに山頂の地温が結構高く、降る雪もすぐに消えてしまうようなこともあったそうです。実際に噴煙を上げていた奈良時代に至っては、万葉集に「燃ゆる火を雪もちけち降る雪を火もちけちつつ」とあるごとく、富士山を舞台に雪(水)と火の激しいせめぎ合いがありました。
とは言え、富士山は活火山。いつ噴火してもおかしくないのは事実であり、だからこそ私もそのお膝元というか懐でラドン濃度を計測し、富士山のご機嫌をうかがっているのです。
さてさて、私、いつかも書きましたが、「ニセ富士山」が怖くて仕方ないのです。そう、世界中にある富士山に似た成層火山を写真で見るだけで鳥肌が立ってしまうのです。それについては、10年も前にこちらに書きましたっけ。
で、今回ニセ富士山が噴火したので、ますますゾッとしたのです。ジャワ富士とも言われるムラピ山もけっこうなニセ富士山ですが、こちらスメル山はもっと似せてきてますね(笑)。
富士山も山頂噴火したら、こんな感じでしょうね。まあ、次は山頂ではないと思いますが。
インドネシアあたりでは、ここのところ地震も噴火が相次いでいます。言うまでもなく、同じ環太平洋火山帯であり、それもほとんどお隣ですから、全く対岸の火事ではありませんね。
ところで、スメル山という名前から、「スメラ」「シュメール」などを連想することもできますが、そこについて書き出すとまた長くなので、またいつか。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 日向灘M7.1発生〜南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)(2024.08.08)
- オリンピックは◯◯の◯◯である!?(2024.08.07)
- 柔道混合団体銀メダル(2024.08.03)
- 祝! 舟久保遥香 銅メダル(2024.07.29)
- 『今永昇太のピッチングバイブル』 (ベースボール・マガジン社)(2024.07.17)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
- 『大鹿村騒動記』 阪本順治 監督作品(2024.08.11)
- 富士山と八ヶ岳のケンカ(2024.08.10)
「自然・科学」カテゴリの記事
- 『大鹿村騒動記』 阪本順治 監督作品(2024.08.11)
- 富士山と八ヶ岳のケンカ(2024.08.10)
- 模擬原爆パンプキン(2024.08.09)
- 日向灘M7.1発生〜南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)(2024.08.08)
- 北海道はでっかいどー(2024.08.04)
コメント