『生き方は星空が教えてくれる』 木内鶴彦 (サンマーク文庫)
先日の「グレート・コンジャンクション」を園児たちに観せていた時に、ふと思い出したのが木内鶴彦さんのことでした。
コメット・ハンターとして、臨死体験者として、自然環境活動家として有名な木内さんのこの本は、まさに「今」、皆さんに読んでいただきたいメッセージ満載です。
宇宙的視点から鳥瞰した時に見える「未来の記憶」に関しても、私なんかよりずっと具体的に体験されている木内さんのお話は実に面白いし、納得がいく。
少し前に私が苦言を呈した「進化論」についても、木内さんは明確に否定しています。適者生存、弱肉強食ではなく、あくまでも地球環境のバランスを守るために私たち生命は存在し、その姿を変えてきたのです。
私の「モノ・コト論」に結びつく部分も多くありました。宇宙意識、膨大な意識というのは、ある意味人間にとっては「無意識」にあたりますから「モノ」ですね。逆に人間の意識は「コト」です。
自他(他・自)不二、モノ・コト不二、宇宙・生命不二…全ての本質はそこにあります。
そういう宇宙的視点から地球を眺めますと、新型コロナウイルスの意味や価値もはっきり分かるというものです。
本来生命の頂点にあるべき、知性と創造性を持った人類が(カネに向かって)暴走しているため、バランスを取り戻すためにウイルスは登場しているのでしょう。
たしかに良く言われるように、ウイルスは私たち宿主を全滅させようとするわけがありませんよね。私たちの行動と思考を制限するだけで、本来は共存していこうとしているはずです。ですから敵ではない。
それにしても、木内さんの「臨死体験」は本当にすごいですね。時空を超えた旅は、それこそ出口王仁三郎の高熊山での霊的体験ととても似ています。木内さんは数時間だったのですが、王仁三郎は1週間ですからね。あの膨大な霊界物語にも書ききれず、耀わんにその情報を刻んだと言われています。
仲小路彰も生きながらにして時空を超えて様々な事象を体験していたようです。核心部分では、木内さんも王仁三郎も仲小路も全く同じことを言っていますし、同じような未来を予測していますし、私たち人間に同じような課題を与えています。
今までは、そうした宇宙的視点による地球観や人生観は「トンデモ」扱いされてきましたが、来年からは全く様相が変わるでしょうね。
新しい時代の始まり、新しい人生の始まりに際して、皆さんもぜひこの本を読んでみてください。違和感なく共感するに違いありません。
近いうちに木内さんにもお会いしたいと思います。未来の情報を共有できることを楽しみにしています。
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