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2020.12.30

LUCY(루시) 『Snooze (선잠)』

 

 当に残念ですが、レコード大賞があまりにひどいことになっているので、我が家では韓国の音楽番組「The Show」を観ました。

 今の韓国の音楽シーンは、40年前の日本のそれのごとく、なんでもありですし、世界への挑戦の勢いがあります。それに比べてガラパゴス化した日本の音楽業界はどうなってしまうのでしょうか。

 もちろん、江戸時代の鎖国政策がそうであったように、ガラパゴス化も極めれば、浮世絵のごとく世界のアートに影響を与えることになると思いますがね。どうせなら、あと100年くらいこのままでいた方がいいのかなあ。

 それにしても、最近の音楽番組、特にレコ大から紅白への流れの中で、本当に日本人の歌が下手くそすぎていやになりますよね。プロとは思えない。こちらがドキドキしながら聴かなければならないって、いったいなんなんでしょうか。

 それに比べると、韓国のミュージシャンたちはみんな歌がうまい(ダンスも)。まあ、それが最低限の条件だというのは、本来なら当然のことなんですがね。

 で、今日もいろいろなジャンルの面白い韓国音楽を聴いたわけですが、かなり驚き、かつ感動すらしたのは、このバンドLUCYです。

 ありそうでない、聴いたことがあるようでない、非常に新鮮な感じがしました。80年代日本のシティポップの要素も持ちつつ、そこに現代的なセンス、そして微妙なプログレッシブ感、さらに定番のアジアンテイストもしっかりあり、これはいい!と純粋に思いました。

 特に、ヴァイオリン弾きとしては、このシン・イェチャンくんのパフォーマンスにはしびれますね〜。上手いし、センスが良い。

 私もここ45年ほど(!)ヴァイオリンがフィーチャーされたロックバンドをたくさん聴いてきましたが、このバンドでのヴァイオリンの存在感はピカイチですね。

 ここで紹介したセカンド・シングルだけでなく、ほかの曲も非常にセンスが良い。皆さんもぜひ、YouTubeでいろいろ聴いてみてください。

 う〜ん、日本のバンドも頑張ってほしいなあ。バンドだけでなくアイドルも、歌手も…。

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