人類というパンデミック
昨日、いろいろなパンデミックを紹介しましたが、大切なモノを忘れていました。
人類です。
今日思うところあって、本当に久しぶりに「マトリックス」を観ました。すっかり忘れていましたが、この前世紀の映画の中に「ウイルス」についての言及がありました。
エージェント・スミスがモーフィアスに語る場面。
この星のほ乳動物は、本能的に周囲の環境と均衡を保っている。
だが人類は違う。
君たちはある場所で繁殖を始めると、資源を使い切るまで繁殖をやめない。
生き残るためには繁殖場所を広げるしかない。
君たちに似た有機体がこの星にもう一つ存在する。
何だと思う?
ウイルスだよ。
人類は病原菌なのだ。
君たちは地球にはびこる厄介ながんで、我々はその治療薬だ。
翻訳ではウイルスと菌と癌がごっちゃになっていますが、まあそれはいいとして、なかなか面白い指摘ですよね。
ちなみにウイルスは人類より賢く、寄生する人類が絶滅しないように、だんだん弱毒化していきます。
それに比べて、人類はどうでしょうか。弱毒化どころか強毒化していきます。そして寄生すべき地球を破壊してしまい、結果として自分たちも絶滅する…。
つまり、人間がパンデミックを起こし、地球にはびこる人類となったのです。
そういう意味では、新型コロナウイルスは「治療薬」なのかもしれない。
こんなふうに考えてみるのも面白いですよね。
もちろん、この世は全て仮想現実なのかもしれません。コロナ禍も、日常に飽きた誰かのちょっとしたイタズラかもしれません。では、真実は?
その他、心と体の関係など、今「マトリックス」を観直してみると、いろいろと発見がありますよ。終末に…いやいや週末にぜひ!
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 『コロナ後のシン・ニホンとは?』 安宅和人・落合陽一・宮田裕章(2021.03.06)
- (マイナスな)コトタマは恐ろしい…(2021.02.25)
- 天覧授業(2021.02.23)
- 福島県沖でM7.3(2021.02.13)
- 追悼 チック・コリアさん(2021.02.12)
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- キャンディーズ 『哀愁のシンフォニー』(2021.03.03)
- 『曼荼羅』 石堂淑朗 脚本・実相寺昭雄 監督・冬木透 音楽作品(2021.02.28)
- 『波の盆』 倉本聰 脚本・実相寺昭雄 監督・武満徹 音楽・笠智衆 主演作品(2021.02.27)
- いろいろな「二・二六」(2021.02.26)
- 『ユメ十夜』実相寺昭雄・松尾スズキ・天野喜孝ほか(2021.02.22)
「自然・科学」カテゴリの記事
- 『コロナ後のシン・ニホンとは?』 安宅和人・落合陽一・宮田裕章(2021.03.06)
- 保守とリベラル、全ての多様性を奪ったSNSの功と罪【東浩紀×ホリエモン】(2021.02.24)
- 『レモンのような女 第2話 私は私―アクチュアルな女―より』 実相寺昭雄監督・岸恵子主演作品(2021.02.20)
- 福島県沖でM7.3(2021.02.13)
- 『妙な線路大研究 東京篇』 竹内正浩 (実業之日本社)(2021.02.01)
コメント