ギュンター・ロスト(オルガニスト)
今日はオルガニストを紹介しましょう。バッハはもちろん、モーツァルトやショパンをオルガンで弾いてしまう奇人(もちろんいい意味)です。
まずショパンの前奏曲「雨だれ」から聴いていただきましょうか。これがいいのですよ〜。
減衰楽器のための曲を、こうして持続楽器で弾きますと、和声の豊かさや複雑さが聞こえてきて面白いですね。それが作曲家の意図とは違ったとしても、やはり残響や余韻のことを考えると、一度はこうして演奏してみることは大切なことではないでしょうか。演奏家にとって。
続いて、昨日私も演奏に参加させていただいたモーツァルトのピアノ協奏曲第23番です。昨日のフォルテピアノのソロも素晴らしい、素晴らしすぎるものだったのですが、このオルガン版も実にいいですね。
続きまして、昨日の木内鶴彦さんが「天の川」から聞こえてきた音楽として紹介していた、バッハのチェンバロ協奏曲ニ長調を。元はヴァイオリン協奏曲ですが、それをバッハ自身が演奏するためにチェンバロ・ソロに編曲したものを、さらにオルガンで演奏しています。バッハも一回はオルガンで弾いたことがあるのではないしょうか。
これまた、オケも含めて素晴らしい演奏ですね。オルガンらしくアーティキュレーションで表現する部分が多くなりますが、オケもそれに見事に呼応していますね。このオルガンは電子オルガンでしょうかね。
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