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2020.11.28

ETV特集 『転生する三島由紀夫』

Th_-20201129-101152 中湖の三島由紀夫文学館設立にも関係した方から是非との連絡を受け、観ました。

 非常に面白かった。個人的には、今まで観た三島関連の番組の中で最も惹きつけられました。

 こうして現代に、そして未来に「転生する」からこそ三島由紀夫なのであり、それはある意味、三島の設計どおりなのでした。

 今から50年前の11月25日。その日を選んだのは、その49日後の1月14日が三島の誕生日だったからです。

 この番組でも紹介されていた「サロメ」の演出も、もちろん設計されたもの。

 三島が未来に投げたボールを、私たちは思わずキャッチしてしまっているのです。

 正直個人的にはあまり好きではない三島ですが、その違和感もまた、彼の意図するところに違いありません。

 そして、そうして三島に翻弄されているうちに、私もいよいよ「転生する」時が来たのかなと思いました。

 そう、国のために殉じるのです。もちろん、私には、文部科学省を乗っ取って演説をぶって切腹するような勇気はありません(笑)。

 しかし、三島の予言したとおりの空虚な日本に対する憂いはたしかにあり、そのために行動しなければならないということもよく分かっています。

 そのタイミングが今なのかなと。個人的な環境にも変化があり、世間的にはコロナのこともあり、また今年の3月で56歳7ヶ月となり、王仁三郎的に言えば「みろく下生」という「転生』の時を迎えるにあたり、三島にも、そして三島に近くて遠い存在でもあった仲小路彰にも背中を押されているような気がします。

 とにかく違和感がすごいのです。人一倍適応力や社会性があるものと信じてきましたが、それでも耐え難いのですから、相当日本は病んでいるのでしょう。

 これはもうしかたないですね。運命というのは、やはりあるのだなと思った次第です。

 というわけで、私も一度死んで生まれ変わり、小説でも書いてみましょうかね(笑)。

 12月3日0時(2日24時)から再放送があります。見逃した方はぜひ!

ETV公式 転生する三島由紀夫

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