米中戦争第1ラウンドは中国の勝ち?!
さあさあ、大変なことになりましたね。このYahoo!ニュースの並びはなんだか現実のものとは思えません。昨年の秋からのストーリーはドラマよりも奇なり。
米中戦争第1ラウンドは圧倒的な中国の勝利ということになりました。トランプ勝利を予想していた私としても完敗。
先制攻撃はアメリカ(トランプ)。一時的にはそれは功を奏しましたが、中国(習近平)の報復攻撃はすさまじかった。このブログの読者の方はおわかりと思いますが、もちろんコロナウイルスの話ですよ。
そして、それが選挙にまで大きく影響し、トランプの失脚を招いたのです。
出口王仁三郎の雛型史観で言うなら、真珠湾攻撃からの日本の大敗を、現代的なウイルス兵器と情報兵器によって短期間に再現したかのようです。
ということは、このあとアメリカは中国に占領される?!
ある意味ではそうなるでしょう。今回の選挙への介入は明らかですし、少なくともトランプよりはバイデンの方が中国には甘いでしょうから。
そのへんに溢れている陰謀論とは違いますよ。もっとリアルな話です。
世界的にも「アメリカ的な民主主義よりも中国的な民主主義の方が良い」となりかねません。中国のどこが民主主義じゃ!お叱りを受けそうですが、習近平が考えるように国家が人民のために奉仕すれば、それは結果として「民主」ということになるのです。
さあ、それでは両国に挟まれた日本はどうなっていくのか。
今日「立皇嗣の礼」が執り行われましたね。秋篠宮殿下が皇位継承順位一位であることを世界に宣明されたわけです。
そう、日本の民主主義は、国民が「天皇」の無償の愛を賜ることを前提に成立しているものです。そこには近代的な政治や経済や哲学や宗教は介在していません。
それは表面的にはアメリカ的ではありますが、内面では、あるいは高次では実は中国的なのです。
新型コロナウイルス感染症拡大という非常時において、アメリカと中国、どちらがうまく対応したかは火を見るより明らかです。
ちなみに日本はどうだったかというと、「鬼滅の刃」を全国民的にヒットさせるという、旧来の「物語的」対策を講じました(笑)。いやいや、(笑)ではなく、何度も書いたように、あれって明らかに目に見えない伝染性のモノとの戦いでしょう。
これが平安や鎌倉だったら、新宗教が登場したり、加持祈祷のカリスマが登場したりするのでしょうね。現代ではマンガ、アニメという「物語」だったというだけです。新型コロナが登場する前から流行りだしていたところもまた、なんだか日本の物語という感じですよね。
さて、安倍ロスからのトランプロスで、世界の政治はどうなっていくのでしょう。習近平はもちろんのこと、金正恩やプーチンの心中を察するだけでも、いろいろと不安になってきますね。
では、いったい誰が安倍さんやトランプさんを引きずり下ろしたのでしょう。それは少なくとも100年前からの「物語」をちゃんとトレースしなければ分かりませんよ。
さあ、アメリカのみならず「世界の内戦」状態が訪れるのでしょうか。
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