『ライオン・キング』 (フルCG・実写版)
今日も子ども向け映画と音楽の話。
今日は幼稚園の年長さんに「ライオン・キング」を観せました。本来なら劇団四季の舞台を生鑑賞するはずだったのですが、コロナで残念ながら中止。代わりに昨年公開の実写(CG)版ライオン・キングを、プラネタリウム室で空に映写して鑑賞したというわけです。
子どもたち、ちょうど運動会でライオン・キングの音楽に合わせて組立体操をやりましたので、最後は踊りだしてたり、手拍子をしたり、大変に盛り上がりました。こういう映画鑑賞もいいなあ。
私も初めて観ました。ストーリーはともかくとして、まあ、CGってすごいですねえ。どこまでが実写でどこからがCGなのか。いやフルCGなのか。
もうこうなると未来的にはロケとかなくなるかもだし、俳優すらいらなくなるのかもしれませんね。
一方で、そうした計画通りな「コト」的な映像には、ある意味不本意な「モノ」的な要素がなく、それがまさに「モノ」足りなさにつながるとも言えますね。
いや、アニメならいいのですよ。アニメが思い通りに描かれたとしても、もうアニメという時点ですでに現実から遠く離れた「モノガタリ」性があるわけですから。
しかし、フルCGをして「実写」に近づけようとすると、どうしても逆に不自然な感じがしてしまう。これは仕方ないのですが、例えば戦争ものの映画など観ていても、どういうわけか最近のCGよりも昔の模型の方がリアリティがあったりする。実際に物質がぶっ壊れるあのエネルギーは、CGでは描ききれないのですよね。
アニメなら、最初から私たちは想像力でそこのところを補うことができますが、実写だと思って見始めるとどうしてもCGは嘘くさく見えてしまう。これはこれからの映画界の大きな課題でしょうね。
ちなみにエルトン・ジョンの「愛を感じて(can you feel the love tonight)」には格別な思い出があります。今思うと、エルトン・ジョンが感じる愛って、もしかして…ですが(笑)。
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