稲盛ライブラリー
今日は京セラ本社におじゃましました。
京セラの製品群に、私たちは本当にお世話になっております。ただ、どうしても目立たないところで活躍している製品たちですから、なかなか私たちは意識する機会がありません。
セラミックスという、ある意味古典的な「焼き物」が、最先端の科学技術を支えているというのは非常に面白いことであり、ある意味日本的でもあります。
この部分に関しては諸外国はなかなか追いつけない部分があるのではないでしょうか。
「焼き物」の、たとえば「窯変」のようなモノ性(偶然性・不随意性)をうまく活かすのは日本人の得意とするところであります。
コントロールしようとする「コト」性とは違う。つまり、それは技術ではなく、それこそ「フィロソフィ」ということになるのではないでしょうか。
そうした稲盛和夫さんの経営哲学や生き方を紹介してくれるのが、本社ビル横の「稲盛ライブラリー」です。
内容については、私が語るよりも、公式のホームページを隅々までご覧ください。
稲盛さんの経営哲学や生き方の基準というのは、実は人間が自然に還るということであると思います。
これはまた、出口王仁三郎と深い関係がありますよね。
創立者の稲盛和夫さんは、谷口雅春の「生命の實相」に多大な影響を受けています。言うまでもなく、谷口は王仁三郎の弟子。霊界物語の筆録者の一人でもあります。
そして、ファインセラミックスの基本はもちろん「焼き物」ですし。王仁三郎が晩年「焼き物(耀わん)」にこだわった意味をよく考えねばなりません。
また、今日担当の方ともお話させていただいたのですが、おそらく稲盛さんは仲小路彰の影響も受けているはずです。実際、稲盛さんの盟友である元国立京都国際会館館長、天江喜七郎さんは仲小路の弟子でした。また、仲小路は谷口雅春とも交流があったようですし。
私は、稲盛さんの哲学に王仁三郎と仲小路の影響を強く感じます。そして、稲盛さんが臨済宗のもとで得度していることも含めて、勝手に稲盛さんを身近に感じているところであります。
そんなわけで、個人的に京セラさんには大きな期待をしております。日本的経営、日本的技術、日本的製品こそが、これからの地球平和の礎になるものと信じております。
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