素晴らしい縦読み(横読み)…静岡新聞「大自在」
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ちょうどこのコラムが掲載された先週土曜日、静岡市の実家におりまして、リアルタイムで読んだのですが、その時は正直気づきませんでした。まさかの(縦読みならぬ)「横読み」だったとは!
いやあ、普通に読んだ時も、ああ面白いコラムだなと思ったのです。文章の構成もいいし、静岡新聞もなかなかやるなと。めったに静岡新聞を読む機会がないので。
しばらくして、このコラムがツイッターで評判になっていてビックリ。
もうお気づきかと思いますが、そう、一番下の文字を右から横読みすると…すごいメッセージが!
いやあ、ここまで見事な「折句」はそうそうないですよ。もちろん、こういう言葉遊びは大昔からありました。それこそ「折句」のように。
あるいは新聞のテレビ欄でも時々ありますよね。そうした遊びが。ネット掲示板やSNSでもよく見かけます。
しかし大概が、その本文か潜ませた文かどちらかが多少破綻をきたすものなのですよ。その点、このコラムは両方完璧。お見事です。
特にコラム書式なので、いろいろな制約があって、何文字目に折り込ませれば良いというものでもない。これはずいぶんと時間をかけて作ったものでしょう。
先に潜文を考えて、それに合わせて本文を作っていったのだと思いますが、まあ大変な作業だったことでしょう。
こうして注目されることで、コラム本文のメッセージも潜文のメッセージもより多くの人に届くというわけですから、これは古くて新しいメディア戦術なのかもしれません。
私も入試問題の本文書いたりするので、そこでやってみようかな。
ちなみにこの文章にはなんの仕掛けもありませんよ…たぶん(笑)。
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