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2020.09.04

フリードリヒ・グルダ&ハービー・ハンコック

 

 日紹介したグルダのクラヴィコード演奏が好評です。

 こうして一般の方々にもクラヴィコードという素晴らしい楽器を知っていただければ幸いであります。

 今日はそのグルダのジャズ側の顔を知っていただきましょう。

 こてこてのトリオとかよりも、このハービー・ハンコックとの即興合戦の方が、グルダのジャズ・サイドをより感じることができましょう。

 グルダはチック・コリアともよく共演していますが、私はなぜかハービーとの演奏の方が好きです(理由はわかりません)。

 優れたピアニスト同士のこうした対面デュオには、本当にたくさんの名演がありますよね。私はこの二人のこの日の演奏もその一つに挙げたいと思います。

 なんといっても、二人の表情が良い。ピアノを弾けない私ですが、時々こういう夢を見るんです。夢の中ではなぜか即興でピアノが弾ける(笑)。そして、相手の考えていることがわかって、本当に楽しく会話するかのように、見事な音楽が生れる…夢なんですけどね。

 夢でもたまにそういう体験ができるので幸せです。そして、実際に弾けなくてもいいや、となる(笑)。

 ところで、昭和や平成の時代にはですね、ジャズ・ピアニストがクラシックを演奏するとクラシック畑の評論家が酷評し、クラシックのピアニストがジャズを演奏すると、ジャズ畑の評論家が酷評するということがずいぶんありました。

 私はそういうクロスオーバーが大好きだったのですが、評論家だけではなく、それぞれのジャンルのファンたちまで「ありゃ、ダメだね」的なことをよく言うので、うんざりすることがしょっちゅうあった。

 令和の時代には、そんな「ジャンル」なんていうどうでもいい「コト」から、音楽を解き放ちたいですね。「モノのね」としてそのまま受け取ればいいじゃないですか。

 超一流の人たちは皆、ジャンルレスですよ。一流や二流の人が理屈をこねる。ま、私は五流ですけど(笑)。

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