75回目の広島原爆忌に思う
今年もこの日がやってきました。
本来なら、東京オリンピックが開催されている最中での平和祈念式典となるはずでした。
平和の祭典たる五輪の開催中に、この75回目という特別な機会はあるべきでした。残念なことです。これはどのような天意なのでしょう。
新型コロナウイルスという新しい「兵器」によって、この機会が奪われたというのは象徴的でもあります。
先日も書いたとおり、これからの戦争はドンパチではなく、静かに進行していきます。ドンパチ戦争を終わらせたのが、この原爆投下であったというのも皮肉です。
ある意味不謹慎と思いながらいつも考えるのですが、いつか被爆者や戦争体験者がゼロになってしまう日が来るわけで、それもかなり近い将来の話です。75年というのが一つの節目になると思うのはそういう意味もあります。100年ではもう完全に「歴史」になってしまう。
もちろん、全ては「歴史」となっていくわけですが、生きた歴史にするためには、やはりその未来的な意味、意義を考えねばなりません。特にこのような悲劇については。
私は、仲小路彰という天才に出会うことによって、そのヒントを得ることができました。今日はそうした幸運の中で、原爆忌に思索した記事を振り返ってみたいと思います。
「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」の意味(2014.8.6)
原爆と理研と天皇と仲小路彰と(2014.8.8)
70年目の広島原爆忌に思う (2015.8.6)
抑止力としての被爆&特攻隊(2015.8.8)
『広島、長崎戦跡善後処置緊急具体案」 (仲小路彰)(2018.8.6)
広島原爆忌にもう一度(2019.8.6)
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