「楢山節考碑」 (境川町大黒坂)
今日は、一昨日書いた「楢山節考」についてのプチ・フィールドワークをしてきました。
記事にも書いたとおり、深沢七郎は山梨の人ですし、「楢山節考」のアイデアのベースは、現在の笛吹市、旧境川村の「大黒坂」での聞き取りにありました。
今日は、その「大黒坂」に行ってきました。そこに「楢山節考碑」があると聞いたからです。
山梨のど田舎(失礼)に、カンヌの大賞を獲った作品の碑があるというのは、なんとなく面白いじゃないですか。
河口湖大石から若彦トンネルをくぐって境川へ。上の地図ですと赤い線です。
先に書いときますが、帰りは青い線。これはどういう旅かといいますと、俳句・短歌の旅です。
境川といえば、飯田蛇笏・龍太のふるさと。そして、お隣、今は甲府市の右左口は山崎方代のふるさと。この甲府盆地の南辺、御坂山塊の北面の坂の村が、日本を代表する俳人、歌人を生み出したことに、とても興味があります。これについてはいつか書きますね。
そして、「楢山節考」という名作も生み出した。実に不思議な土地です。
ちなみに「楢山節考碑」の場所は非常にわかりにくい。ネットにもその場所が載っていないので、ここにストリートビューを貼っておきます。
道から少し入ったところにあるので普通ですと見逃してしまいそうですが、近くのつり堀さんがこのように達筆で示してくれているので助かりました(笑)。
そして、なんと肝心な碑の写真は、帰ってみてみたら見事なピンぼけ!なんということでしょう(笑)。
というわけで、写真はこちらのサイトが鮮明かつ詳細ですのでご覧くださいませ。
30年ほど前にできた碑ですが、あまり訪れる人もいないのでしょう、けっこう草や蜘蛛の巣に覆われておりました。
ちなみに映画撮影の舞台になった信州安曇野の限界集落のような雰囲気は全くない、なんとなく明るい空気を持った集落でした。
近くにある臨済宗向嶽寺派の聖応寺にも参拝しました。とても立派なお寺さんでした。本堂や開山堂のほかにも、山門、猿橋と同形式かつ屋根付きの珍しい反り橋、立派な三門(祥雲閣)、茅葺きの鐘楼など見るべきところがたくさんありました。
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